「起業に興味はあるけれど、やっぱり不安!」
「何から始めればよいのか分からない!」
上記のような方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「起業するためのステップや起業前に検討すべきこと」について徹底解説していきます。「起業で失敗しないためのポイント」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
未経験でも起業はできる!
結論から言うと、未経験でも起業することは十分に可能です。
当たり前ですが、最初は誰でも未経験からスタートします。会社員経験しかない方でも、アルバイト経験しかない方でも、自分で一からビジネスを立ち上げて成功している人は多く存在します。
もちろん、いきなり大きなビジネスを始めるのは難しいかもしれません。それなりに費用もかかりますし、リスクも大きくなるでしょう。
しかし、小さなビジネスであれば、個人でも比較的簡単に始めやすいです。リスクを最小限に抑えながらスモールスタートし、徐々に拡大していくのがおすすめです。インターネットやSNSを上手く活用できれば、様々な角度から集客やマーケティングを行えるでしょう。
もちろん、不安や恐怖心があるのは当然だと言えます。しかし、あまりにも慎重になりすぎて起業を先延ばしにしていると、チャンスを失ってしまいます。
まずは、一歩踏み出すことが大切です。次章以降を参考にして、簡単な行動から始めていきましょう。
未経験から起業するための4ステップ
起業する目的を明確にする
起業のファーストステップは、「起業する目的を決める」ことです。
目的が定まっていないと、やるべきことの優先順位が曖昧になり、中途半端なビジネスになってしまいます。「起業によって何を実現したいのか・どうなりたいのか」を、しっかりと明確にしておきましょう。
ビジネスモデルを決める
起業の目的が決まったら、ビジネスモデルを考えましょう。
無計画で何となく起業しても、当然上手くいきません。「ビジネスモデルの決め方が分からない」という方は、まずは、以下の3点について考えてみてください。
- Who:ターゲットは誰か
- What:どのような商品・サービスを提供するのか
- How:どのように収益を上げるのか
起業準備・手続きを進める
続いて、起業の準備を進めていきましょう。
主な流れは、以下の通りです。
- 事業計画書を作成する
- 資金調達を行う(金融機関からの融資、公的機関からの補助金など)
- 起業手続きを行う
なお、起業には、「個人事業主として開業する」と「法人を設立する」という2通りの形態が存在します。それぞれの違いを簡単にまとめたので、ぜひ頭に入れておきましょう。
個人事業主 | 法人 | |
開業方法 | 開業届を税務署に提出 (手間がかからない) |
商業登記が必要 (手間がかかる) |
設立費用 | 不要 | 10万円~30万円 |
税金 | 経費基準が狭い | 経費基準が広い (より節税しやすい) |
社会的信用度 | 比較的低い | 比較的高い |
実際に事業をスタートする
起業手続きが全て完了したら、いよいよ事業をスタートさせます。
一人で何でもこなそうとするのではなく、苦手な作業は外注してみることをおすすめします。また、困ったことがあれば、信頼できる相手に積極的に相談しましょう。
起業前にまずやるべきこと・検討すべきこと
起業アイデアをメモしておく
思いついた起業アイデアは、なるべくメモに残しておきましょう。
頭で思い描いても、人間はすぐに忘れてしまうからです。大まかな内容でも構いませんので、紙のスケジュール帳やPC・スマートフォン内のメモ帳に、記録を残しておいてください。「後々振り返ることができる」というメリットの他、実際に書き出してみることで「頭の中が整理される」というメリットもあります。
もし、起業アイデアが何も思い浮かばなければ、以下のヒントを参考にしてみてください。
【起業アイデアの見つけ方】
- 自分の好きなことや得意なことを考える
- 既存サービスを発展できないか考える
- 様々なものを掛け合わせて考える
- 世の中の不満や不便をヒントにする
- 世間のトレンドをチェックする
顧客ニーズを把握する
起業アイデアを見つけたら、次に、「本当にニーズがあるかどうか」を考えましょう。
「このビジネスで勝負したい!」「この商品を売るぞ!」と思っても、実際に購入してくれるお客様がいなければ、商売は成立しません。そもそも需要のある商品・サービスなのかどうか、しっかりとチェックしてください。
例えば、「20代女性に向けてオリジナルブランドの洋服を販売する」というビジネスを考えているのであれば、周りの20代女性複数人に対して、「このブランドどう思う?」「この洋服いくらだったら買う?」といった質問をしてみましょう。
相手の反応を確かめて、評判が良ければ、自信をもってビジネスを展開できるでしょう。評判が悪ければ、「現状求められていない商品」であることが分かります。大変かもしれませんが、もう一度、市場調査やニーズ分析を行いましょう。
最低限の起業ノウハウを身につける
実際に起業する前に、「最低限の起業ノウハウを身につけておく」ことも大切です。
例えば、以下のような情報は、学校生活や社会人生活を送っていても、誰かが教えてくれるわけではありません。
- どのような流れで起業を進めるのか
- 具体的にどのような手続きが必要なのか
- ビジネスプランの立て方
当記事でも簡単に紹介していますが、ぜひ他の記事なども参考にしながら、起業ノウハウを学んでおきましょう。
また、「会計・税務・法律・マーケティングの知識」も身につけておくと良いでしょう。インターネットや書籍を活用しながら勉強してみてください。セミナーや勉強会に参加するのもおすすめです。
なお、起業ノウハウのインプットだけでなく、アウトプットも非常に重要です。「アウトプットの場が見つからない」という方は、ぜひ「LIBERTY」をご検討ください。
「LIBERTY」は働き方を変えたい女性のための起業スクールであり、以下のような特徴があります。
- 集客・セールスに特化した女性向け起業スクール
- 総額5億円の損失から生まれた実践的カリキュラム
- アウトプットの場を提供
- 失敗が肯定される環境
- 同じ志を持った仲間
質の高い起業ノウハウを学べるうえに、実務経験を通して、実践的な集客スキル・セールススキルなどを身につけられます。興味がある方は、ぜひ申し込んでみてください。
生活習慣を見直し、基礎体力をつけておく
「基礎体力をつけておく」ことも忘れないでください。
一人もしくは数人だけで起業する場合、基本的に自分の代わりはいません。ゆえに、怪我や病気で自分が働けなくなった場合、収入が途絶えてしまいます。
そのため、起業する前の段階から、健康管理を徹底すべきだと言えるでしょう。例えば、以下のようなポイントを意識してみてください。
- しっかりと睡眠時間を確保する
- 生活リズムを整える
- 食事内容を見直す
- 軽い運動習慣をつける
起業で失敗しないためのポイント4選
できればすぐに本業は辞めない
できれば、「すぐに本業は辞めない」ことをおすすめします。
当たり前ですが、起業しても必ず成功するとは限りません。特に未経験の場合、思っていたパフォーマンスを発揮できず、開始早々に倒産するようなケースも考えられるでしょう。
そのため、会社員は継続しつつ、まずは副業的に起業してみてはいかがでしょうか。「数ヶ月試してみて、ビジネスが軌道に乗ってきたら本業を辞める」という流れであれば、リスクを最小限に抑えられます。
もちろん、「会社員を続けながら起業するのは体力的にも時間的にも厳しい」という方もいるでしょう。その場合は、できる限りの起業準備を、在職中に行うよう心掛けてください。退職してから準備を始めるのではなく、退職前に準備を進めておくことで、よりスムーズに起業しやすくなります。
いきなり大きく起業しない
初めて起業する場合は、スモールスタートを心掛けましょう。
上述の通り、いきなり大きなビジネスを始めるのは難しいです。それなりに費用もかかりますし、リスクも大きくなるでしょう。最初から大きなリスクを取ってしまうと、立ち直れないほどのダメージを受ける可能性があります。
例えば、以下のような失敗例があります。
- 売れる根拠がないのに、高額商品を大量に仕入れてしまう
- いきなり多額の広告費をかけてしまう
- 都心の一等地にオフィスを借りてしまう
以下のように、まずはスモールスタートを意識することが大切です。
- 確実に売れる分だけを仕入れる
- SNSを活用して集客してみる
- コワーキングスペースやレンタルオフィスを利用する
生活資金を確保しておく
「生活資金を確保しておく」ことも非常に重要です。
起業を始めても、最初は上手くいかないかもしれません。「会社員時代の給料はおろか、アルバイトの方がマシかもしれない。このままでは生活できない」といった状況に陥る可能性もあるでしょう。
そのため、最初の3ヵ月~半年は、たとえ無収入でも生きていけるよう、生活資金を貯めておくことをおすすめします。生活資金に余裕があれば、家賃や食費のことを考えずに、ビジネスに集中できるはずです。また、「失敗しても大丈夫」という安心感が生まれ、メンタル面も安定するでしょう。
過去の栄光や見栄、プライドを捨てる
起業するにあたり、「見栄やプライドは捨てる」ようにしてください。
「自分は高学歴だから」「会社員時代は優秀だったから」という過去の栄光にすがり、根拠のない自信を持ちながら起業する人も多いです。自信を持つことは悪いことではありませんが、「自分のやり方が正しい」と信じ込み、自己流でビジネスを進めてしまうのは危険です。
自分のやり方に固執するのではなく、先人たちの成功体験や失敗体験を参考にしながら、柔軟に行動するようにしましょう。
また、見栄やプライドを持ち、「全部自分一人で解決できる」と思い込んでいる人も要注意です。分からないことがあれば誰かに聞き、困ったことがあれば誰かに相談してください。「素直に周りの力を借りる」ことが、起業を成功させるコツだと言えるでしょう。
まとめ
「起業するためのステップや起業前に検討すべきこと」について分かりやすく解説しました。また、「起業で失敗しないためのポイント」も紹介しました。
まとめると、以下の通りです。
【未経験から起業するための4ステップ】
- 起業する目的を明確にする
- ビジネスモデルを決める
- 起業準備・手続きを進める
- 実際に事業をスタートする
【起業前にまずやるべきこと・検討すべきこと】
- 起業アイデアをメモしておく
- 顧客ニーズを把握する
- 最低限の起業ノウハウを身につける
- 生活習慣を見直し、基礎体力をつけておく
【起業で失敗しないためのポイント4選】
- できればすぐに本業は辞めない
- いきなり大きく起業しない
- 生活資金を確保しておく
- 過去の栄光や見栄、プライドを捨てる
未経験でも起業することは十分に可能です。まずは、ビジネスアイデアを考えながら、起業ノウハウを身につけていきましょう。
ぜひ当記事を参考にしながら、起業について理解を深めてください。皆さんのビジネスが成功することを心から願っております。