
「独学で起業するのは難しい?」
「自分は独学に向いているのかな?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「独学で起業するメリットやデメリット」について分かりやすく解説していきます。「独学に向いている人の特徴」や「スクールで学ぶことに向いている人の特徴」なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
独学での起業はなぜ難しい?
「独学で起業するのは難しい!」という意見を耳にすることは多いでしょう。
まずこの章では、「独学での起業が難しいと言われる理由」について簡単に解説していきます。
主な理由としては、以下の3点が挙げられます。
- 努力を続けることが難しい
- モチベーションを維持することが難しい
- 指摘してくれる人がいない
順に見ていきましょう。
努力を続けることが難しい
独学での起業が難しいと言われる理由として、まず「努力を続けることの難しさ」が挙げられるでしょう。
自分一人で勉強して、自分一人でビジネスを成功させるためには、相当の努力が必要です。他人と同じような努力をしていても、おそらく成功できないでしょう。プライベートの時間を犠牲にしながら、継続的に努力を行わなければなりません。
しかし、我々人間は、なかなか努力を続けられないもの。皆が努力を継続できるのであれば、全員東大や京大を卒業し、いわゆる成功者として活躍しているかもしれません。
「自分は努力するのが苦手」「頑張っても長続きしない」と感じている人は、以下のような性格に当てはまっていないでしょうか?
【努力するのが苦手な人の特徴】
- 完璧主義
- ストレス耐性が低い
- 飽き性
- 自分に期待していない
- 先延ばしグセがある
独学で起業したいのであれば、まずは自分の性格を分析して、「どうすれば努力を継続できるのか」を考える必要があるでしょう。
モチベーションを維持することが難しい
「モチベーションを維持するのが難しい」という問題点も挙げられます。
モチベーションが高い状態では、手を動かし足を動かし、頭をフル回転させて学習を続けられるでしょう。「起業で成功している自分」を明確にイメージできるため、ポジティブ思考で独学を進められるはずです。
しかし、皆さんご存知の通り、高いモチベーションを維持するのは難しいですよね。特に一人だけで勉強する・一人だけで仕事する場合、モチベーションは自然と下がっていくものです。
【モチベーションを維持するのが大変な理由(独学起業する場合)】
- 目標が与えられていない
- 成果が見えづらい
- 切磋琢磨できる仲間がいない
- 正しい方向で努力しているのか分からない
- オンとオフのメリハリがない
自分自身である程度モチベーションをコントロールできるようにならなければ、独学で起業するのは難しいでしょう。
指摘してくれる人がいない
「指摘してくれる人がいない」という大きなデメリットもあります。
独学の場合、間違った方向性で勉強していても、それを注意してくれる人はいません。そして、間違った方向性で起業していても、誰かからフィードバックをもらうことはできません。
ゆえに、必要のない知識を身につけたり、優先度の低い業務に注力してしまったりする可能性があるわけです。そもそもビジネスモデルが微妙だったり、ベストな戦略が練れていなかったりするケースもあるでしょう。
間違っている部分を指摘してくれる人や効果的なアドバイスをくれる人がいなければ、客観的な評価を得られずに、自分だけの狭い視野でビジネスを進めていくことになります。中にはそれで成功できる人もいますが、やはり結果的に失敗してしまう人も多いでしょう。
人が成長できる流れ・プロセスとは?
人間は、経験学習サイクルを繰り返すことで成長していく生き物です。
【経験学習サイクル】
- 経験(実際に体験すること)
- 内省(失敗経験や成功経験を振り返ること)
- 教訓(今後直面する課題に対し、どのような行動を取るべきか概念化すること)
- 実践(試行・検証していくこと)
独学で起業する場合も、このようなサイクルを繰り返しながら、自分自身を成長させていかなければなりません。
また、皆さんは、「7・2・1の法則(ロミンガーの法則)」というものをご存知でしょうか。これは、経営コンサルタントのマイケル・M・ロンバルドとロバート・W・アイチンガーが提唱した法則であり、「人は何から学びどのように成長するのか」を示しているものです。具体的な内容は、以下の通りです。
【7・2・1の法則(ロミンガーの法則)とは】
ビジネスにおいて、人は7割を「仕事上の経験」、2割を「先輩や上司からのフィードバック」、1割を「研修などのトレーニング」から学んでいく
独学の場合でも、ある程度の「仕事上の経験」を積むことは可能でしょう。しかし、「先輩や上司からのフィードバック」「研修などのトレーニング」については、独学では実現することができません。
そこでおすすめなのが、「スクールに通う」という選択肢です。スクールに通えば、フィードバックをもらうことも可能ですし、質の高いトレーニング(授業)も受けられます。
次章では、独学で学ぶメリット・デメリット、スクールに通うメリット・デメリットについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
独学・スクールで学ぶメリット・デメリットとは?
上述の通りこの章では、「独学で学ぶメリット・デメリット」と「スクールで学ぶメリット・デメリット」を紹介します。
独学 | スクール | |
メリット | ・自分のペースで学ぶことができる ・自分で調べて解決する力が身につく |
・効率良く学ぶことができる ・仲間と一緒に切磋琢磨しながら学ぶことができる |
デメリット | ・モチベーションの維持が難しい ・不明点があっても、質問することができない |
・コストが高くなりやすい ・期間に制限がある場合が多い |
独学のメリット
自分のペースで学ぶことができる
独学する最大のメリットは、「自分のペースで学習を進められる」ことです。
スクールに通う場合は、授業のペース・他人のペースに合わせなければならないため、自分にとって最適なペースで学習することができません。一方で、独学であれば、周りに左右されず、完全に自分のペースで学び続けることが可能です。
また、決められた時間に校舎に足を運ぶ必要もありません。自宅でのんびり勉強してもよいですし、図書館やカフェで作業してもよいでしょう。
好きな時間・好きな場所で、自分のペースで学習を進められるのは、非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
自分で調べて解決する力が身につく
「自分で調べて解決する力が身につく」というメリットもあります。
当たり前ですが、独学の場合、先生やメンターは存在しません。ゆえに、分からないことがあったときは、自分で調べて解決しなければなりません。
たしかに「誰にも質問できない」ことはデメリットですが、裏を返せば、「自分で解決する必要性に迫られ、自然と実力が身についていく」という見方もできるでしょう。
「リサーチ能力」や「問題解決能力」は、この先ビジネスを拡大させていくうえで、非常に重要なスキルだと言えます。
独学のデメリット
モチベーションの維持が難しい
独学のデメリットとしてまず挙げられるのは、やはり「モチベーションの維持が難しい」ことです。
スクールに通っている場合は、強制的に勉強することになりますし、講師や仲間もいるため、簡単にサボることはできません。一方で、独学の場合は、支えてくれる人や一緒に学習する人がいないため孤独感は強まり、悩みや情報を共有できないため、ストレスやフラストレーションも溜まっていくでしょう。
モチベーションが下がりきって、結果的に挫折してしまう人も多いので、十分に注意してください。
不明点があっても、質問することができない
繰り返しになりますが、独学の場合、先生やメンターがいるわけではありません。そのため、不明点や疑問点があっても、質問・相談することができません。
起業やビジネスについて勉強していれば、当然分からないことも出てくるでしょう。インターネットですぐに答えが見つかればよいですが、どんなに調べても答えが見つからないようなケースもあるはずです。
「分からないことをそのまま放置してしまう」「分からないことだらけで精神的なダメージを負ってしまう」といった懸念点もあるので、注意してください。
スクールで学ぶメリット
効率良く学ぶことができる
スクールに通うメリットとして、まず「効率良く学習できる」ことが挙げられます。
専門スクールでは、プロ講師のもと、最適なカリキュラムに沿って学習を進めていくことになります。正しい方向で、必要な知識やスキルだけを身につけられるため、非常に効率的だと言えるでしょう。
起業初心者の場合、「正直何から勉強すればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。スクールに通ってしまえば、学習すべきことを見失う心配はありません。また、無駄な学習をしなくて済むため、本業で忙しい方でも、スムーズにレベルアップしていけるでしょう。
仲間と一緒に切磋琢磨しながら学ぶことができる
独学の場合は、完全に一人で学習を進めていくことになりますが、一方でスクールの場合は、仲間と切磋琢磨しながら学ぶことができます。
同じような目標を持った人達が周りにいれば、自分のモチベーションも高く保ちやすいですし、お互いに情報共有しながら成長していけるでしょう。
スクールで出会えた起業仲間は、一生モノの財産になるかもしれません。
スクールで学ぶデメリット
コストが高くなりやすい
スクールに通うデメリットとしてまず挙げられるのは、コストの問題です。
一般的に、起業系のスクールに通うためには、数十万円~数百万円もの費用がかかります。もちろんスクールによって料金は異なりますが、決して安い金額とは言えません。
本人の経済力や生活状況によっては大きな負担となってしまうため、十分に気をつけてください。
期間に制限がある場合が多い
スクールは、無期限で通えるわけではありません。1年間や半年間など、あらかじめ学習期間が決まっています。
「2か月後に起業したい」と思っても、ちょうど2カ月間のスクールが見つかるかどうかは分かりません。「2年後に起業したいからコツコツと長期的に勉強したい」と思っても、2年間コースのスクールはなかなか見つからないでしょう。
学習期間をカスタマイズできるスクールや、休学制度があるようなスクールは、現状まだまだ少ないです。学習期間に制限がある分、どうしても「スケジュール管理が難しくなる」というデメリットは生まれやすいので、注意してください。
独学に向いている人・スクールで学ぶことに向いている人の特徴とは?
この章では、「独学に向いている人の特徴」と「スクールで学ぶことに向いている人の特徴」を紹介していきます。
独学に向いている人の特徴
「独学に向いている人の特徴」は、以下の6点です。
- 自己管理ができる人
- 主体的に学べる人
- 自分を律することができる人
- 問題解決能力が高い人
- たった一人でも継続できる人
- 一匹狼で、誰ともかかわりたくない人
順に見ていきましょう。
自己管理ができる人
まず、自己管理ができる人です。
毎日サボらずに学習を進め、自分でオンオフの切り替えができる人は、モチベーションのコントロールも上手いはずです。また、自分でスケジュールが立てられ、計画通りに遂行できる能力があれば、独学でも十分に成功できるでしょう。
主体的に学べる人
主体的に学べる人も、独学に向いています。自分のやりたいことが明確で、積極的に学習を進めていけるタイプの人は、ビジネスでも結果を出しやすいでしょう。
反対に、何事に対しても受動的な人は、独学には向いていません。
自分を律することができる人
「自分を律することができるかどうか」も大切なポイントです。環境的な強制力がない中、強い意志を持って毎日学習を続けていけるのであれば、独学でも成功できるはずです。
一方で、意志の弱い人、すぐにだらけてしまう人は、スクールを選ぶことをおすすめします。
問題解決能力が高い人
先生やメンターがいなくても、ぶつかった問題を一人で解決できるような人は、独学に向いているでしょう。リサーチ能力や問題解決能力は、起業した後も様々な場面で役に立つはずです。
逆に、困ったときにすぐに誰かに助けてもらいたいタイプの人は、スクールに通うべきかもしれません。
たった一人でも継続できる人
一人でコツコツと継続できる人も、独学に向いています。他人からの影響を受けず、孤独な環境でも高いモチベーションを維持できるのであれば、スクールに通う必要はないかもしれません。自分でPDCAサイクルを回し、どんどん起業準備を進めていきましょう。
一匹狼で、誰ともかかわりたくない人
最後に、一匹狼タイプの人です。「人と関わるのが苦手」「一人の方が実力を発揮できる」という人は、スクールに通うのは逆効果かもしれません。周りを気にせずに、自分のペースで独学を進めてみてください。
スクールで学ぶことに向いている人の特徴
「スクールで学ぶことに向いている人の特徴」は、以下の5点です。
- 向上心の高いサボり魔
- 誰かと一緒だったら頑張れる人
- 一歩踏み出す勇気がない人
- 団体競技をやっていた人
- 誰かが頑張っている姿を見て、刺激をもらえる人
ぜひ参考にしてください。
向上心の高いサボり魔
まず、向上心は高いけれどついついサボってしまうタイプの人です。
- バリバリ頑張りたいと思っていても、時間が経てばすぐにモチベーションが下がってしまう
- ポジティブな気持ちで目標を設定しても、いざ行動には移せない
- 理由は分からないが、サボり癖がある
上記のような方も多いでしょう。
そんな方は、ぜひ「LIBERTY」をご検討ください。
女性のためのキャリアアップスクール「LIBERTY」では、質の高い集客スキルやセールススキルを学ぶことができます。インプットだけでなくアウトプットの機会も多いため、実践的な起業ノウハウが身につくでしょう。
【LIBERTYの特徴】
- 営業や起業に特化したスクール
- 総額5億円の損失から生まれた実践的カリキュラム
- アウトプットの場を提供
- 失敗が肯定される環境
- 同じ志を持った仲間
起業仲間にも出会えるので、常にモチベーション高く学習を続けていけるはずです。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
誰かと一緒だったら頑張れる人
「自分一人ではやる気が出なくても、誰かと一緒だったら頑張れる」という人もいるでしょう。そのような方は、やはりスクールに通い、積極的に起業仲間を作ることをおすすめします。お互いに助け合い、切磋琢磨しながら成長していきましょう。
一歩踏み出す勇気がない人
「起業したい」という思いはあっても、なかなか一歩踏み出す勇気が出ない。そんな方もいるのではないでしょうか。「分からないことが多すぎる」「失敗するのが怖い」という人も多いでしょう。
スクールに通えば、起業のプロが、皆さんの背中を押してくれるはずです。サポート体制も充実しているので、安心して学習を進めていってください。
団体競技をやっていた人
団体競技をやっていた人も、スクールに向いていると言えます。
スクールでは、同じ志を持った仲間と一緒に、起業ノウハウを身につける訓練を行っていきます。一人ではなく、チームで成長していくようなイメージです。団体競技で培ったコミュニケーション能力や協調性があれば、より良好なチームワークを形成できるでしょう。
誰かが頑張っている姿を見て、刺激をもらえる人
「あの人が頑張っているから自分もさらに頑張ろう!」と思えるような人も、スクールに向いているでしょう。
スクールに通えば、起業仲間が一生懸命努力している姿を目の当たりにすることになります。良い刺激をもらい、ぜひ自分のモチベーションに還元していってください。
まとめ
「独学で起業するメリットやデメリット」「独学・スクールに向いている人の特徴」について分かりやすく解説しました。
ぜひ当記事を参考にしながら、自分は独学とスクールのどちらに向いているのか、改めて考えてみてください。皆さんの起業が成功することを心から願っております。