自己投資とは?自己投資のメリットとおすすめの自己投資について徹底解説

副業が当たり前になりつつあるなど、従来の働き方から大きな変化が見られるようになった現在。もっと豊かな人生を送りたい、収入を増やして生活を充実させたいなどの思いから、「自己投資」に興味をもつ人も多いのではないでしょうか?

今回は、自己投資のメリットやおすすめの自己投資について詳しく解説します!

目次

自己投資とは

自己投資とは、言葉が示すとおり「自分自身へお金や時間を投資すること」です。

自己投資をする際には、新たな経験や知識、スキルを身につけて自身の能力や市場価値を高めるために、時間と費用をかけます。「費用をかける」という点で自己投資は支出の一種ではありますが、同じ支出でも「欲しいものを買う」「生活に必要なものを買う」といった消費や浪費とは異なるものです。

「年収1,000万円を超えたい」「理想の働き方を実現したい」といったように、将来的に何らかのリターンを得るために行うのが自己投資。具体的な目標達成のほか、将来への不安を解消するといった目的で行うのにも有効です。

自己投資にすぐに取り組むべき理由

自己投資は、今すぐにでも取り組むのがおすすめです。その理由としては、次の3つが挙げられます。

長い人生を楽しく過ごすための準備ができる

早くから自己投資を始めることで、長い人生を楽しく過ごすための準備ができます。

日本は世界でもトップに位置するほどの長寿国で、さらに、平均寿命は年々延びている傾向にあります。とはいえ、寿命が長ければそれだけ生活費が必要になるなど、長生きすることに不安を感じる人も多いでしょう。

しかし、10年後や20年後、さらに先の未来を想像して「どのようになりたいのか」「どのように過ごしたいのか」という明確なビジョンをもって自己投資に取り組めば、長い人生をより有意義で豊かなものにできるでしょう。

早く成果につながる

自己投資は、取り組むのが早ければ早いほど、恩恵を多く受けられます。

たとえば、技能やスキルの習得に向けて30歳から勉強を始めるのと、40歳から勉強を始めるのとでは、その後スキルを活かせる期間に10年間もの差が出ます。つまり、取り組むのが遅いと、スキルを活かせる時間が遅くなり、残りの人生でスキルを生かせる期間も短くなってしまうのです。

また、年齢を重ねると、新しい知識を身につけるのに消極的になったり、体力的な衰えからチャレンジする意欲を失ったりしてしまう可能性もあるでしょう。そのため、自己投資はすぐに取り組むのが効果的です。

自己投資のメリット

自己投資を行うと、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。
自己投資で得られる大きなメリットとして3つのポイントを紹介します。

毎日の充実度が高まる

自己投資をすると、「仕事に大きなやりがいを感じられる」「趣味を楽しめる」など、毎日の生活における充実度がアップします。

自己投資でスキルアップして仕事に活かせば、自分への自信を高め、やりがいを持って仕事に取り組めるようになります。仕事は人生において占める割合が非常に大きいもの。仕事への充実感が高まれば、日々の満足度や幸福度もアップするでしょう。

また、趣味に自己投資すれば、プライベートの時間が充実することでリフレッシュ効果が期待できるため、仕事にも前向きに取り組めるようになるという好循環を生み出せるようになるでしょう。

将来の可能性を広げられる

自己投資で自分自身を成長させることにより、将来の可能性を広げられるのもメリットの一つです。

自己投資で自身の価値を高め、できることが増えれば、選べる仕事の幅が広がります。たとえば「転職して収入アップする」「需要の高い資格を取得して高収入を得る」といったことを目指せるようになり、将来の可能性を広げられます。

これは、一見、仕事には結びつかないような自己投資であっても同様です。たとえ趣味に自己投資する場合でも、そのジャンルに関する新たな知識を身につけ、高い見識をもつことで副業に活かせるようになるなど、自身の可能性を広げていけるでしょう。

会社に依存しない生き方を実現できる

自己投資を行うことで、会社に依存しない生き方を実現できることも大きなメリットです。

現在は、終身雇用が崩壊しただけでなく、残業の削減や定年延長(勤続期間の長期化)など、どんどん働き方が変化しています。近い未来にAIに取って代わられ、なくなる仕事が出てくる可能性もゼロではありません。

このような時代の流れを見れば、たとえ今正社員で働いていたとしても、会社に依存することは大きなリスクがあると言えます。もし会社を辞めることになれば、収入が途絶えてしまいかねません。

しかし、会社からの給与以外にも収入があれば生活していくことが可能です。自己投資をして、ニーズの高い分野の知識やスキルを身につけておけば、会社に依存しない生き方を実現しやすくなるでしょう。

自己投資の種類

自己投資には、仕事やキャリア、趣味に関するものなど、さまざまな種類があります。ここでは、自己投資の主な種類とそれぞれの特徴を紹介します。

スキルアップ・キャリアアップ

資格取得のための勉強など、「スキルアップ」や「キャリアアップ」を目的として行う自己投資は、多くの社会人に人気がある自己投資です。

現在の仕事に関連した資格を取得すれば、評価が上がりキャリアップできる可能性があるほか、資格手当による給与アップも期待できるでしょう。

もし、まだ具体的に将来目指す方向が決まっていない場合には、どのような仕事にも幅広く役立つ資格やスキルを身につけるのも有効です。ITスキルや語学力、マーケティングといったスキルは汎用的に活用できるため、無駄になることがなく自身の財産として活用していけるでしょう。

知識・教養

知識や教養を身につけることも自己投資の一つです。

芸術、歴史や地理、哲学といった分野の知識を身につけることで、会話の引き出しが増え、どのような相手とでも会話を広げられるようになります。そのため、他者に好印象を与えやすくなり、職場や取引先の人とも良好なコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

また、教養を身につけることで、豊かな知識や経験から新しい発想を得て、より柔軟に物事を考えられるようになり、トラブルがあったときにも落ち着いて対処できるようになるメリットもあります。

人脈・人間関係

人脈を広げたり、人間関係のつながりを維持したりすることも自己投資として有効です。

信頼できる友人や同僚と一緒に食事をしたり、定期的に会って話をしたりして、人と関わることに時間を使うことで強固な関係性を築き、何らかの助けが必要になったときに頼りにできるようになるでしょう。

また、今ある人間関係だけでなく、新しい人との出会いから人脈を広げることにも価値があります。新たに知り合った人から異なる考え方や生き方を知ることで、よい刺激を受けられ自身の成長につながったり、自身の世界を広げて豊かにしたりすることにつながります。

新しい体験

新しい体験は、これまでの人生で作られた固定観念が覆り、視野を広げられるため、人間的な魅力を高めたり新たな価値観を身につけたりすることにつながります。

たとえば、海外旅行や短期留学など、普段とは大きく異なる環境に身を置いて文化の違う人たちと触れ合ったり交流したりすることで、視野が広がり自身の人間性を成長させることができるでしょう。

もしくは、以前から興味のあったスポーツに思い切ってチャレンジすれば、生活に刺激や活気を得られ、人間性を鍛えることにもつながるでしょう。

資産運用

将来の備えとして資産運用を始めることも自己投資の一つです。

資産運用をはじめて、経済やお金に関する関心を高め知識が身につければ、今後のライフプラン設計に役立ちます。また、実際に知識を身につけ資産運用をはじめることで、将来的な生活資金への漠然とした不安を和らげることもできるでしょう。

ただし、資産運用でリターンを得るには時間がかかるため、早く始めることが大切です。少額からでも早めにはじめることで、将来的に資産を大きく増やせる可能性が高まります。

おすすめの自己投資 5選

自己投資には多くの種類があり、選択肢は非常に多いため、実際に何をしようか悩む人もいるのではないでしょうか。

ここでは、とくにおすすめの自己投資として、次の5つを紹介します。

読書

読書は、手軽にでき、なおかつ得られる効果の高い自己投資のひとつです。

読書をすることで、著者が得た知見を体系的に短時間で学ぶことができます。知識を深めるほか、読書は成功者の意識や考え方を学び、自己意識を変革するのにも最適です。

また、活字を読むことで思考を刺激し、読解力や語彙力を鍛える効果が期待できるだけでなく、情報の整理や伝える能力を磨くことにもつながります。

読書は費用をあまりかけずにはじめられるため、活字を読むのが苦手な人も、まずは興味のあるジャンルの本から読み始めてみるとよいでしょう。

英会話

英会話などの語学習得は、ビジネスや日常生活に役立ちます。

バイリンガルほど堪能ではなくても、基本的なフレーズを覚えているだけで海外のクライアントと簡単なコミュニケーションをとれるなど、仕事に役立てることができるでしょう。

また、海外旅行に行ったときには、英語ができると現地でスムーズにコミュニケーションをとれるようになるなど、プライベートでも英語が役立つことが増える可能性もあります。

ただし、語学は一朝一夕では身につきません。毎日少しずつでも時間を作って勉強し、着実に学ぶ姿勢が大切です。

マーケティングを学ぶ

モノが売れる仕組みを作るマーケティングは、汎用性が高いスキルの一つです。

マーケティングスキルは、さまざまな業種や職種の仕事で応用できるため、身につけるメリットは大きいといえます。マーケティングは本や動画などを活用して、ほとんどコストをかけずに学べますが、スクールやオンライン講座を利用すれば、あらかじめ用意されたカリキュラムに沿って、より効率的に知識を身につけられるでしょう。

なお、マーケティングは知識を得るだけでなくアウトプットをしながら実践することも大切です。アウトプットを積み重ね、実践的に活用できるスキルの習得を目指すとよいでしょう。

資産運用のためのセミナーに参加する

資産運用のためのセミナーに参加するのもおすすめです。セミナーに参加することで、資産運用を行うために必要な運用知識を得られます。

資産運用のセミナーには初心者向けから上級者を対象としたものまでさまざまなため、まずはどのようなセミナーがあるのか情報をチェックして、自分に合った受講スタイルや内容のものを選ぶとよいでしょう。

初心者向けのセミナーには、オンラインで無料参加できるものも多くあります。基礎から学びたい場合には、手軽な無料のセミナーから検討してみるとよいでしょう。もちろん、無料とはいっても、セミナーは専門家を講師として招いて行うため、有益な講義を受けられます。

サロンやコミュニティなどに参加する

人脈を広げたいときには、サロンや趣味のコミュニティへ参加してみましょう。

意識的に人脈を広げると、職場以外の人とのつながりをもつことができ、仕事のチャンスも広がります。人脈作りはキャリアアップに欠かせないため、新たな出会いを求めて業界のイベントなどに参加してみるとよいでしょう。

ただし、やみくもにさまざまな集まりに参加しても、必ず人脈につながるわけではありません。人脈は相手と自分、お互いにとって有益な存在であることが前提です。まずは自身の市場価値を高め、興味をもてる分野のコミュニティに参加するようにしましょう。

自己投資をする際の注意点

自己投資はただ行えばよいというものではなく、間違ったやり方をすると費用や時間の無駄になることもあります。

自己投資で期待したリターンを得るために、次の点に注意しましょう。

目的を明確にする

自己投資は、何のために行うのか、あらかじめ目的を明確にしておくことが重要です。

「将来こうなりたい」という明確な目標をもたないと、期待した成果や費用対効果への納得感が得られない可能性があります。また、自己投資は長く続けることで効果が出るものが多いため、目的が明確でないと継続できず、学んだことを仕事や生活に生かせないままに終わってしまう可能性もあります。

そのため、自己投資には具体的な目標設定が大切です。将来どのようになりたいのかを具体的にイメージして始めるようにしましょう。

費用をかけすぎない

自己投資で成果を出すためには、予算を決め、金銭的に無理のない範囲で行うことも大切です。自己投資は、多くの費用をかければよいというものではありません。収入の1割を目安にして行いましょう。

また、どの程度の費用対効果が期待できるかも重要です。たとえば、仕事に活かせないことに数十万円かけてスクールに通うなど、費用対効果が低すぎるものは避けましょう。投資した費用を回収し、さらに将来的に利益を得られる見込みがあるのか、事前によく確認して取り組むことが必要です。

将来的なビジョンを踏まえて行う

自己投資は費用がある程度必要なため、自身のビジョンを踏まえて行うことが大切です。ビジョンと合わないスキルや知識を習得しても将来的に活用できないため、自己投資の意味をあまり感じられません。

自己投資をする際には、それによって得られるスキルや知識などの利益が、自分にとって本当に有効であるか見極めることが大切です。「将来的にどのようになりたいのか」「この知識やスキルを身につけることで将来どのように役に立つのか」に注意して情報収集を行い、自分に合った自己投資方法を実施することが重要です。

まとめ

自己投資は、将来的なリターンを期待して行う「自分への投資」のことです。人生100年時代と言われる現在、自身の価値を高め、長い人生を楽しく生きるための準備をしておくことは大切です。

自己投資は、仕事やプライベートを充実させたり、将来の可能性や選択肢を広げられたりと、長い人生を前向きに生きることにもつながります。

自己投資の例には、読書や英会話、マーケティングといった汎用性の高い教養や知識を身につけるものや、人脈の形成や資産運用などがあります。自己投資は早く始めるほど成果も早く大きくなるため、興味をもてることは、すぐにでもはじめてみるとよいでしょう。

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