フリーランスや副業が注目されている昨今、自分のスキルで稼ぎたいと考える方は多くいます。
とはいえ、「どんなスキルがあれば稼げるの?」といった疑問を抱いている方は少なくないでしょう。
そこで本記事では、稼ぐ力を身に付ける際にすべきことや個人で稼げるスキルを身に付けるメリットなどを確認したうえで、おすすめのスキルを9つ紹介していきます。
目次
稼ぐ力を身に付けたい!まずすべきこととは?
「稼ぐ力を身に付けたい」「会社に頼らず、独立して稼げるようになりたい」と考える方は年々増加傾向にあると見受けられます。
ここでは、稼ぐ力を身に付けるためにまずすべきことは何であるのか見ていきましょう。
自身のなりたい姿を明確にする
どのくらいお金を稼ぎたいか?
仕事を決めるうえで、どのくらいの収入を得たいのか明確にしておくことは重要です。
職種ごとに平均年収や案件の金額の相場などが異なるため、自分が検討している職業で希望通りの収入を得られる見込みはあるのか確認しておくようにしましょう。
ただし、平均年収が高い職種であっても、その職種に従事している人すべてがその金額を稼げるわけではないことを忘れないでください。
どのくらい自由な時間がほしいか?
自分のスキルを活かして働きたいと考える方の中には、高収入よりも時間的余裕が欲しいと考える方も多いです。育児や介護と仕事を両立したい方や趣味に時間を多く費やしたい方も少なくないでしょう。
独立してみたものの思ったよりも自由な時間がないといった事態を防ぐためにも、ご自身が検討している職種では月に何時間程度稼働すれば、希望する金額を稼げるのか事前に調べておくようにしてください。
どこで働きたいか
スキルを活かして働く仕事の中にも自宅で働ける仕事だけではなく、現場やオフィスで働く仕事もあります。
最近では、育児や介護と仕事を両立したい、地方でゆったりとリモートワークをしたいといった理由からスキルを身に付けたいと考える方も多いです。
しかし、仕事内容や職種によっては出社が求められるため、ご自身が検討している職種は完全在宅の案件が多いのか出社が必要な案件が多いのか事前に確認しておきましょう。
どんな仕事をしていたいか
自分のスキルで稼ぐと一口でいっても、さまざまな仕事があります。
ITエンジニアやライター、Webデザイナー、翻訳家、マーケター、アプリ開発などは一例にすぎません。
自分の適性や興味関心などを踏まえて、どのような仕事をしたいのか検討してみてください。
どんなお客様に価値を提供していきたいか?
仕事とはお客様に提供した価値の対価として給与を受け取るものです。
自分は仕事を通してお客様にどのような価値を提供したいのか、経験や特技、特長などを踏まえてよく考えてみてください。
また、仕事によってはお客様に価値を与えると、感謝の言葉を直接いただくことができます。
お客様からの感謝の言葉が仕事をするうえでのモチベーションに繋がる方も多いです。
そのうえでなりたい姿に必要なスキルを身に付ける
自分のスキルを活かして稼ぎたいと考えている方は、まずは自分がどのようになりたいのか明確にしてみましょう。
自分のなりたい姿について以下のような目標を立てることをおすすめします。
- 自分のスキルを活かして仕事をし、会社員時代の年収を超えたい
- スキルを活かして在宅ワークをし、高齢の親の介護をしたい
- スキルを活かして在宅で働き、幼い子どもの面倒を見ながら収入を得たい
- 地方都市でリモートワークをしたい
- 旅をしながらパソコン一台で稼ぎたい
- ライフワークバランスを保ちたい
自分のなりたい姿をイメージしたら、取得を検討しているスキルを身に付けることでそれを実現できるのか、平均年収や働く場所などをリサーチしてみてください。
自身のスキルを活かして働くといっても職種や業界などによって、収入や稼ぎやすさ、出社の有無などは異なります。
なりたい自分の姿を実現するために、身に付けるスキルを再検討しなければならないこともあるかもしれません。
個人で稼げるスキルを身に付けるメリットとは?
個人で稼げるスキルを持つ人に対して憧れを抱いている方は多いと見受けられます。
個人で稼げるスキルを身に付けることで得られるメリットとして具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、個人で稼げるスキルを身に付けることで得られるメリットを紹介していきます。
会社に依存しない働き方ができる
正社員として企業に勤めていれば、安泰だという価値観は崩れつつあります。
正社員として働いている方の中にも「リストラされたらどうしよう」「会社が倒産したらどうしよう」といった不安を抱えている方は少なくありません。
スキルを活かして個人で稼いでいる方の多くが複数の企業と契約を結んでいます。
複数の収入源が確保されている状態のため一社が倒産したり、一社と契約が終了したりしても収入がゼロになることを回避できます。
仕事内容や働く時間・場所を自由に選べるようになる
会社員として企業に勤めていると、定められた時間に業務に従事しなければなりません。
また、有給制度などもありますが、自分の希望通りに休みがとれないことも少なくないでしょう。
対して、独立してスキルで稼いでいる人には定まった勤務時間は基本的にありません。
朝が苦手な方であれば昼過ぎから仕事を始めることも可能です。
また、リモートワークを導入している企業は増加傾向にあるとはいえ、すべての企業がリモートワークを導入しているわけではありません。
オフィスへの出勤が義務付けられている企業や全国転勤のある企業も多いです。
また、地方出身の方の中には仕事のために都心部に住んでいる方も少なくないでしょう。
会社に所属せず、個人で働くことができるようになれば、自分の好きな場所で仕事ができるようになる可能性も高いです。
年齢に関係なく自身の実力次第で、収入を増やすことができる
日本では多くの企業が年功序列制度を設けています。
そのため、入社して間もない人は実力があったとしても年収を飛躍的にアップさせることは難しいです。
また、成果主義の企業であれば、自分の実力に応じた給与が支払われる傾向にありますが、それでも支払われる給与額は青天井とは言いがたいでしょう。
会社から独立して仕事をすれば、年齢に関係なく、自分の実力次第で収入を増やすことが可能です。
新卒の方や20代の方でもコミュニケーション力が高く、クライアントが求める以上の実力があれば、日本の平均年収以上の金額を稼げる見込みもあります。
また、役職が就いて負担は増えているけれど、給与は上がらないという悩みを抱えているミドル層以上の方も、独立することで収入が増えるかもしれません。
自身の市場価値が上がる
スキルで稼ぎ続けるためには自身のスキルをブラッシュアップしたり、業界の変化を常にキャッチアップすることは必須といえるでしょう。
個人として業務に従事しているとスキルを日々高める必要があるため、市場価値もおのずと高まります。
また、スケジュールの管理やタスクの管理、クライアントとのやりとりなどもすべて自分で行わなければならないため汎用性も高まるでしょう。
多様なビジネススキルを保有していれば、転職する際に有利になることもあるかもしれません。
時代や流行の変化に柔軟に対応することができる
伝統や慣習を重んじている企業の中には時代や流行の変化から遅れをとっている企業もあります。
最新の技術や考え方を活用していない企業や、アナログ的な方法から抜け出せない企業も少なくありません。
個人で稼ぐ際にはクライアントの話す内容についていき、先方の要望に応じることが必須であるため、時代や流行の変化を把握している必要があります。
アンテナを常に張っている状態となるため、時代や流行に応じた対応力も身に付きます。
ビジネスが急速に変化している昨今、時代に合った事業に適応できる力も重要です。
最新のビジネスにも柔軟に対応できる人は個人としてはもちろん、企業からも歓迎されるはずです。
個人で稼げるスキルとは?おすすめのスキル9選
スキルによって習得難易度や収入の相場、案件獲得のハードルなどが異なります。
ここでは、個人で稼ぐためのおすすめのスキルを9つ紹介していきます。
自分のスキルで将来的に稼げるようになりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
営業・集客・セールススキル
営業・集客・セールススキルは誰もが保有しているスキルではありません。
顧客開拓をしたいけれど、自社の営業マンだけでは思うような成果が出ないといった悩みを抱えている企業も多いです。
前職で広い人脈を構築した方や多くの企業にコネクションのある方、さらには営業センスがあり、人と話すことが好きな方は多くの企業から営業の依頼を受けることができるでしょう。
- 習得難易度 :★★★
- 収入の相場 :2000円~60000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 ココナラの営業代行のページで約230件
プログラミングスキル
IT社会といわれている昨今、あらゆる場所にITが導入されています。
また、Webサイトやアプリを日常的に閲覧している人が多いことからも、Webサイトやアプリの開発は多く行われています。
こうしたことからも、プログラミングスキルを保有する人は社会的ニーズが高いです。
プログラミングと一括りにしても言語によって関わる製品が異なりますので、ご自身が何の開発に興味があるのか明確にしておくようにしてください。
また、プログラミングスキルが求められる案件にはリモートワークが可能な案件も多いため、場所や時間を問わずに働きたい方にもおすすめです。
- 習得難易度 :★★★★
- 収入の相場 :2000円~500000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで約230件
マーケティングスキル
マーケティングスキルとは店舗やWebサイトの集客数を増やす方法を検討したり、商品やサービスの購入率をアップさせる方法を考えたりするスキルです。
オンラインショップが多く利用されている昨今では、Webマーケティングのスキルのニーズが高まっています。
マーケティングスキルがあれば、企業と業務委託で契約して売上アップに繋がる施策を検討・実施する業務の他、ライターやアフィリエイトなどで稼ぐこともできます。
- 習得難易度 :★★★★
- 収入の相場 :1500円~300000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 ココナラで約520件
動画編集スキル
YouTubeが幅広い世代から人気を集めていることなどから、動画編集を行える人のニーズは高まっています。
YouTuberの中には動画編集を外注する方も多く、個人の動画編集者に依頼する方も少なくありません。そのため、初心者の方でも仕事を比較的受注しやすい傾向にあります。
また、高い動画編集スキルに加えて、長年の経験があれば、企業や芸能人の動画を編集する機会も得られるかもしれません。
- 習得難易度 :★★★
- 収入の相場 :7000円~300000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで約90件
デザインスキル
デザインスキルのある方はSNSのアイコン制作やTwitterのヘッダー制作、ホームページ制作など、さまざまな領域で自身のスキルを活かせます。
SNSのアイコンを求めているフリーランスの方や、自社のホームページを制作したいと考える小規模事業者も多いです。
ただし、デザインスキルで収入を得るにはPhotoshopやIllustratorといったツールを使いこなせる必要があります。
- 習得難易度 :★★★★★
- 収入の相場 :1000円~50000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで490件
Webディレクションスキル
WebディレクションとはWebサイトを構築するための企画の提案の他、Webサイトの制作に関わっている人たちの統括などを行う仕事です。
Webディレクションはマネジメント的業務が中心となりがちですが、自身でもWebサイトの制作経験があることが一般的に前提となります。
- 習得難易度 :★★★★★
- 収入の相場 :1000円~1000000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで14件
ライティングスキル
ライティングスキルのある方はさまざまな領域で活躍できます。
出版物や刊行物のライティング、Webコンテンツのライティングは一例です。
特に、Webコンテンツのライティングは高い需要があり、ブログ記事の作成やアフィリエイト記事の作成は初心者でも案件を比較的受注しやすい傾向にあります。
最初のうちは高い収入を得ることは難しいかもしれませんが、ライティング業務を継続していれば大手Webメディアや誰もが知っている雑誌に記事を寄稿する機会を得られる可能性もあります。
- 習得難易度 :★★
- 収入の相場 :1000円~50000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで約2500件
翻訳スキル
翻訳スキルのある方はビジネス文章や書籍などの翻訳に携わることができます。
ただし、小説やビジネス書の翻訳には執筆された時代の背景や作家に関する知識なども必要になるため、大学院以上の学歴が求められることもあるようです。
近年では英語だけでなく、中国語やヒンディー語、ベトナム語などのニーズも高まっています。
- 習得難易度 :★★★★★
- 収入の相場 :5000円~50000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで約140件
文字起こし
文字起こしとは録音された音声をテキスト化していく仕事です。
録音された会議中の会話を文字に起こし、議事録作成のサポートを行う案件や、YouTubeのテロップや字幕を入力するための文字起こしの案件などがあります。
YouTuberの中には文字起こしを外注する方も多いため、個人でも文字起こしの仕事は受注しやすい傾向にあります。
在宅、かつ自分のペースで業務を行える案件も多いためスキマ時間を活用して稼ぎたい方にもおすすめです。
- 習得難易度 :★★
- 収入の相場 :5000円~50000円
- 案件獲得ハードル:クラウドワークスやココナラの件数 クラウドワークスで33件
スキルを身に付けるためには?
「スキルを身に付けて個人で稼げるようになりたい」という思いがありつつも、スキルを身に付けるためにはどうすればよいのか疑問に思われる方は多いはずです。
そこでここでは、スキルを身に付け、個人で稼げるようになるための方法を2つ紹介していきます。
実務経験がつくスクールに通う
個人として稼ぐことができれば、自分の好きな場所で、都合のよい時間に仕事をして収入を得ることも可能です。
とはいえ、個人で稼ぐことにもデメリットがあり、契約先を自分で見つけられなければ報酬が発生しないだけでなく、困ったときに相談できるような上司も一般的にいません。
そうしたことからも、スキルで稼げるようになる前に挫折してしまう方や、スキルで稼げるようになるための行動に移せない方も多いです。
スキルを身に付けて、個人で稼げるようになるために何をすべきか分からない方には、スクールの活用がおすすめです。
スキル取得のサポートの他にも、案件獲得のサポートや案件の紹介を行っているスクールもあります。
また、案件に応募する際に使うポートフォリオのチェックをしてくれたり、案件を獲得するプロセスで生じた疑問や悩みについて相談にのってくれたりするスクールもあります。
自分で案件をイチから獲得することが難しい方は実務経験がつくスクールを最初のうちは活用し、仕事の幅を少しずつ増やしていく方法がおすすめです。
LIBERTYは営業スキルでキャリアアップしたいと考える女性を対象にしたキャリアアップスクールです。「営業成績を上げたい」「起業して働き方を変えたい」といった思いを抱えている方は以下のサイトを参照してください。
クラウドソーシングサイトを活用し実践経験を積む
クラウドソーシングサイトはスキルで稼ぎたいと考えている方が実践経験を積むのにおすすめです。
クラウドソーシングサイトとは自身のスキルで収入を得たい個人と仕事を頼みたい企業や個人をつなぐプラットフォームです。
代表的なサイトとして、クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどが挙げられます。
クラウドソーシングサイトでは自分で仕事を選び、一件ずつ応募していくため、苦手に感じる仕事や不得意分野の仕事、あるいは興味のない仕事などを無理して請け負うことになる心配も不要です。
その他にも、打ち合わせの手間や時間がかからないのもクラウドソーシングサイトならではの特長です。
クライアントとはテキスト上でのやりとりが基本となるため、本業のある方でも仕事を始めやすいといえます。
打ち合わせのためにスケジュールを調整したり、打ち合わせ先に向かうための交通費や移動時間を捻出したりする必要もありません。
クラウドソーシングサイトを活用することでスキルを活かした仕事を低リスク、かつ比較的手軽にはじめられます。
まとめ
近年、自分のスキルで稼げるようになりたいと考える方が増えています。
その背景にはフリーランス人口の増加や副業人材の増加などがあります。
また、若年層の中には企業に依存するのではなく、自分のスキルで生計を立てていきたいと考える方も少なくありません。
個人で稼げるスキルを身に付けることで仕事内容や働く時間、場所を自由に選択できるようになる他、年齢や学歴、勤続年数などに関係なく収入を増やせる可能性もあります。
そのため、育児や介護、趣味などと仕事を両立したり、実力に合った収入を得たりすることもできるでしょう。
ご自身の経験や特長、興味関心などを踏まえて、自分にとってどのスキルが収入に繋がるのか見当してみてください。