ライフイベントが多い女性のキャリアの悩みとは?キャリアを考える際のポイントも併せて解説

ライフイベントを前に女性はどのようなキャリアの悩みを持っているのでしょうか。

結婚や出産、育児といったライフイベントを目の前にして悩んでいる女性、実際にライフイベントの渦中で悩んでいる女性など、様々いらっしゃるでしょう。

女性を取り巻くキャリアの悩み、将来的なキャリアを築いていくうえでの大切なポイントについて解説していきます。

目次

女性によくあるキャリアの悩みとは?

私たちが普段からよく使っている「キャリア」とは、どういう意味なのでしょうか。

厚生労働省は「キャリアとは、一般に経歴、経験、発展、さらには関連した職務の連鎖等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念」と示しています。

わかりやすく解釈すると、「人生や働くことを通して得た経歴、遍歴、軌跡、プロセス」ではないでしょうか。
ということは、生きている以上、私たちのキャリアに終わりはないということになります。
結婚や出産、育児、介護などのライフステージの変化に応じ、様々なプロセスを経て、私たちは人生や仕事の軌跡を形成し続けるのです。

ここでは女性によくあるキャリアプランにおける悩みについて、ポイントを絞って確認していきましょう。

 

給与・昇格などに男女差があること

労働基準法4条で「男女同一賃金の原則」が定められているものの、まだ道半ばの状況だといえるでしょう。
給与差の要因の1つに、コース別人事制度による「総合職」と「一般職」の区分けの存在も挙げられます。
2022年7月に改正女性活躍推進法が施行され、従業員数301人以上の企業には「男女の賃金格差の公表」が義務化。
大企業を中心に「総合職」と「一般職」の区分けを取りやめる企業は少しずつ増えています。

また昇格面においては、「長時間労働がよし」とされる企業に勤めていると、自分のライフイベントを見据え、「管理職になること」にしり込みをする女性も。

様々な法整備、IT化やリモートワークの浸透など、女性のキャリアを後押しする要素が着実に増えています。

就職や転職面談の際は、「自分が企業を選ぶ」という視点を持ち、ワークライフバランスの考え方や多様なキャリア選択肢の有無についてチェックすることをおすすめします。

 

仕事と家庭の両立が難しいこと

女性が仕事と家庭の両立が難しい理由の1つに、育児における時間的な負担が大きいことが挙げられます。

本来であれば夫婦で協力し合い、子育て期を乗り越えていく必要があるものの、それが難しい場合も。子育て期に差し掛かる年齢は、男性においても働き盛りと言われる時期と重なる場合が多いのです。

子育ては夫婦間のパートナーシップが肝。1人では負担がかかるものも、2人で分担すれば半分の負担で済みます。

リモートワークやITの進化で、働き方も大きな転換点を迎えています。
時間をお金で買う」という割り切りも必要です。例えば、妻の会社の近くに住む「職住近接」を選択するなど、仕事と家庭の両立に向けた家族オリジナルの戦略を練るのも良いでしょう。

 

女性がキャリアプランを考える際のポイント

女性がキャリアプランを考える際のポイントは何でしょうか。
ここでは「将来のありたい姿」「パートナーと共有する」という2つの点について考えていきます。

ライフイベントを踏まえ、「パートナーや家族との未来」をどう描いていきたいのか、という視点も大切です。
人生100年時代。プランニングを柔軟にアップデートしながら、あなたらしいキャリアを紡いでいきましょう。

 

自身がなりたい姿を明確にする

あなた自身の「将来のなりたい姿」を描いたことはあるでしょうか。

会社にビジョンがあるように、あなた自身にもビジョンは必要かもしれません。
何を大切に生きていきたいのか、どんな人生を歩みたいのか、どんなキャリアを描きたいのか。
定期的に時間を確保し、自分と向き合う時間も大切。例えば、布団に入った後の10分、通勤時間の15分でも良いのです。

なりたい姿を描いたら、現状はどうか、そのギャップはどこにあり、どう埋めていくのか。そのためにどんな職場を選んだら良いか、どんな働き方が必要かなど、次第に明確になってくるはずです。

もちろん一度決めたゴールに固執せず、どんどん変化しても大丈夫。どうしてもイメージが湧かないという方は、逆に「これだけは嫌だ」「やりたくないこと」を言語化していくのもおすすめです。

 

キャリアプランや将来像をパートナーと共有する

自分の望むキャリアプランや将来像を、パートナーや家族と共有するメリットはなんでしょうか。

夫婦は「他人の始まり」と言いますが、家族といえども、一人ひとり感情や想いを持った人間です。「言わなくてもわかるだろう」「きっと察してくれるだろう」では、何も伝わりません。

自分はどうしたいのか、キャリアプランや将来像をパートナーに伝えることで、まずは相手の反応や考えがわかります。

次にパートナーの希望もじっくり聞きましょう。そこからはすり合わせです。
皆さんビジネスにおいては当たり前に日々されている「すり合わせ」や「調整」を、パートナーとの間でも進めていくのです。

あとはお互いが協力者。家事や育児、金銭面での懸念点、目標、プランについての戦略を人生におけるプロジェクトパートナーと共に作っていきましょう。これほど心強いことはありません。

 

悩みに合わせたキャリアプラン例をご紹介

キャリアの意味を「人生や働くことを通して得た経歴、遍歴、軌跡、プロセス」とするならば、キャリアプランは多種多様で当たり前。人生に正解はないように、私たちのキャリアプランに正解もないのです。

バリバリ働きたい方、ワークワイフバランスを大切に働きたい方、ライフイベントの状況に合わせて、柔軟に選択していきたい方も。それぞれ自信を持って選択していきましょう。

 

企業側においては、多様性を活かした人事制度への更新や、リモートワークを活用した柔軟な働き方の浸透など、女性がキャリアを築く上で後押ししてくれる基盤醸成が進んでいます。

今、女性の前には大きなチャンスが広がっているのです。活用しない手はありません。ここでは「バリバリ働きたい方」「ワークライフバランスを大切にしたい方」に特化して、どんなチャンスが広がっているのかイメージを深めてみましょう。

 

自分のなりたい姿に近しいもの、家族のありたい姿に近しいものと照らし合わせてみては。まだ将来像の具体的なイメージが湧かない方は、「自分のありたい姿から最も遠いものは何か?」という逆の視点から始めてみるのも良いでしょう。

 

バリバリ働きたい方

専門性を磨いてスペシャリストを目指す

専門性を磨いてスペシャリストを目指すのも良いでしょう。

今後、日本においても「ジョブ型」雇用が広がる可能性があると言われています。専門性を身に着けることが出来れば、ライフイベントに合わせて、育児との両立が図りやすい職場に転職することも可能でしょう。

企業側もスペシャリストを即戦力として期待しています。また専門性を活かして独立を視野に入れることも。いずれ転職や独立を考える場合は、スペシャリストが有利といえるでしょう。

 

女性の管理職を目指す

女性管理職を目指す場合は、今後チャンスは広がっているといえるでしょう。管理職になれば、裁量権を持って仕事をすることになります。

責任はもちろん増えますが、部下を育成することやチーム作りなど、育児を通して得た経験が活きてくる場面も。自信を持ってチャレンジしていきましょう。

その際、企業の中で「自分が活躍するイメージ」が持てるか、見極めることも重要です。女性視点や多様性が求められるビジネスに注目してみるのもいいでしょう。

 

ワークライフバランスを大切にしたい方

リモートワークや短時間勤務ができる仕事や企業を選ぶ

長く働いていく上で、ワークライフバランスは大切です。リモートワークを積極的に取り入れる企業も増え、女性に限らず、働く人々にとって柔軟な働き方の選択肢が広がってきました。

保育園時代と小学校入学以降では、育児に関わる悩みも大きく変わります。長時間預かって貰える保育園生活から、午前中で授業が終わる時期もある小学校へ。子どもの成長に伴い、悩みもどんどん変化するのです。

リモートワークや短時間勤務を導入している企業で働くことは、育児との両立の選択肢も広がります。積極的に「働きやすい企業」を選ぶ視点が大切です。

 

産休・育休制度が整った環境で働く

産休・育休制度が整っているか、実際の取得率、復帰後の支援体制など事前に確認しておきましょう。
特に女性にとって出産は、自分の身体の変化や負担も大きいため、前もって様々なチェックをし、安心して出産に臨める体制を整えておくことが大切です。

もしそばに産休・育休制度を活用した先輩がいたら、積極的に関わりを持ち、イメージを膨らませておくと良いでしょう。特に復職後のリアルな話は貴重です。会社の支援体制や上司の理解なども含め、ワークライフバランスを取りながら働くことが難しい場合は、早めに転職を検討するといった切り替えの早さも大切です。

 

【まとめ】キャリアに悩んでいる方は是非LIBERTYへ

ライフイベントを前にキャリアについての悩みを持っている方、育児との両立に現在進行中で悩んでいる方など様々いらっしゃるでしょう。

女性のキャリアプランを考える際のポイントは、「自分のありたい姿を明確にする」ことから始めてはいかがでしょうか。自分のキャリアビジョンを持つことは、ブレない軸を持つだけでなく、様々な効果を発揮します。

例えばビジョンやゴールを描いたら、現在地の確認を。定期的に「職務経歴書」を更新することで、キャリアの棚卸しにもなるでしょう。

次に、ありたい姿と現在地との差異はどこにあり、どのように埋めていくかを考えると打ち手が見えてくる場合も。「もっと自由に」「もっと自分らしく」働きたいと考える女性は、「学び直し」をすることも一案です。

 

ライフイベントと仕事の両立に悩んでいる方におすすめしたい、女性のためのキャリアアップスクールをご紹介します。名前は「LIBERTY」。営業スキルを活かした起業に特化したスクールです。
営業はプロフェッショナルな職種の1つ。専門性を身に着けることが出来れば、ライフイベントに合わせて、転職や独立も十分可能といえるでしょう。

何より心強いのは、同じ悩みを持った仲間と出会えること。
先が見えにくい昨今、「何を知っているか」ではなく「誰を知っているか」はとても大切なポイントです。向上心を持った仲間とのネットワークは、今後のキャリアに良い影響を与えてくれるでしょう。

 

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