【起業家インタビューVol.12 日本現実化戦略研究所 久家邦彦さん評判の理由】成果を出せる人の特徴は!? 夢を叶えて豊かに生きるための5つのポイント
「新しいスキルを身につけて成長したい!」「好きなことをして幸せに暮らしたい!」
皆さんは、日々そんな思いを持って過ごしているのではないでしょうか。
しかしながら、同じように学び、同じ努力を重ねているように見えても、「成果をしっかり出せる人」と「思うように出せない人」がいます。その違いを知り、正しく成果を出す方法を学ぶことは、夢や目標を叶えていくためにとても大切です。
そこで今回は、働き方を変えたい女性のためのスクール「LIBERTY」代表・やまもと社長の師匠にあたる久家邦彦さんに、「成果を出す人になるための5つのポイント」についてお話を聞かせていただきました!
もともと営業マンとして独立された久家さん。100億円企業の役員をご経験されたのち、各業界で活躍するビジネスパーソンや個人起業家、主婦、学生など、延べ7万2000人以上の方々の夢・目標を叶えるためのサポートを続けていらっしゃいます。
日本現実化戦略研究所 代表 久家邦彦さんが評判になった(5つのポイント)はどんな人生を歩む人にも役に立つお話ですので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
目次
久家邦彦さんプロフィール
ご経歴
プロフィール 日本現実化戦略研究所 代表 久家 邦彦(くげ くにひこ)さん
ホテルマンから社会人教材販売の代理店として独立するが、売れない日々が続く。
やがてローンの支払いにも困るようになる。ある出会いから社会人教育教材の販売で日本一売上をあげている営業部の朝礼に参加するようになり「オンラインで売れる仕組み」の存在に氣づく。「オンラインで売れる仕組み」を取り入れることで売上が毎月安定して300万、500万、1000万円と伸び始め、当時業界で日本一売り上げをあげていた教材販売の対面セールスで1年間を通して売上1位となる。その後、営業マネージャーとして売上が低迷していた福岡支店の再建を担当。
福岡支店(支店長)として「売り込まなくても売れる仕組み」を営業メンバーに教えることで福岡支店の売上が7倍。月4900万円。月1億円と右肩上がりで伸び続け、福岡支店長として部門新記録の売上を達成。
さらに年商5億円の事業部の責任者として「売り込まなくても売れる仕組み」を導入。2年間に売上げ5倍、年商25億円に飛躍させ、120億企業の取締役営業本部長、マーケティング部長を歴任する。
現在は、チャットGPTとZoomを使った集客から販売まで完結する!
『オンラインの売れる仕組み』を構築。
自宅にいながら!セミナー会場費ゼロ!移動時間ゼロで
- ゼロからオンライン集客を始めて、Zoom集客®️を実践したスクール生、受講生85名中65名が1ヶ月以内に、自宅にいながら30万、50万、100万円の売上をあげる
- 2年目には、売上1000万円越え 51名達成! 売上1億円越え12名を生み出している
- すでに日本現実化戦略研究所 久家邦彦さんが運営する『Zoom集客®️の学校』は1万2000人が学んでいる
30年間にセミナーや個別コンサルティングで指導してきた人数は9万人を超える。
<経歴>
(株)日本現実化戦略研究所(まる現®️)代表取締役
- Zoomセミナー集客マスター養成講座主催
- BST喜業塾®総塾長
- DNAカウンセラー養成講座 校長
- 智徳志士の会発起人代表コーチ
- 全国感謝連盟 会長
- ヘルスカウンセリング学会認定SAT上級コーチ
著書『なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?』(フォレスト出版)
YouTube『Zoom集客チャンネル』 :
https://www.youtube.com/channel/UCDg1Fw-DPVgDsbN6IpWi6FQ
Facebook:
https://www.facebook.com/kugekunihiko.marugen/
「成功者の生き方」に興味を持ち独立
皆さん、こんにちは。久家邦彦と申します。
今日は「成果を出す人になるためのポイント」をお伝えしますが、その前に、まずは私がどんな人生を歩んできたのか簡単にお話したいと思います。
30年ほど昔の話になりますが、かつては東京の有名ホテルでバーテンダーをしていました。日々、一流の方々と接する機会に恵まれるなかで「成功者の生き方」に興味を持つようになり、29歳のとき、教育関連会社の代理店として独立しました。
しかし、最初はまったく売れない営業マンでした。当時、私がやっていた営業手法は、いわゆる「飛び込み」が中心。教材を1本売ったら100万円で、代理店としての自分の手元には20万円が入ってくる。そんな完全歩合制のスタイルでした。
その頃、私はマンションのローンで2800万円の借金を抱えていましたが、思うように稼げず、本当に苦しかったことをよく覚えています。でも、そのまま諦めはしませんでした。
人生を変えていくきっかけになったのは、同じ教材を日本一販売する営業会社の朝礼に参加させていただいたこと。正直に言うと、はじめは「営業会社なんて、どうせ口が達者な人間ばかりいるのでは?」と、ネガティブな感情の方が強かったです。
ですが、どうにか売っていかなければ生活ができません。背に腹は代えられない思いで「とにかく1回勉強のために見学させてもらおう。なんとか突破口を開こう」と考えたのです。
営業会社の朝礼に参加した私は、しばらく営業マンたちの後ろで話を聞いていました。すると、会社の方々から「久家さん、熱心だね。そんなにやる気があるなら毎日来ていいよ」と声をかけていただき、その後も参加を続けました。
営業会社の朝礼で驚いたのは、次から次へと売上報告があがることでした。私は毎日、朝から晩まで飛び込み営業をして、1か月でようやく100万円の教材が1本売れるかどうか。でも、その会社の営業マンたちは「昨日も上がりました!」「今日も上がりました!」と、次々に報告するのです。一人で月に4000万円を売り上げる人も目の当たりにしました。
売れない営業マンから年商120億円企業の取締役へ
「同じ商材を扱うのに、なぜこうも結果が違うのか?」
よくよく考えてわかったのは、その会社の営業マンたちは、私のような飛び込みではなく「電話営業」をしていたこと。“売れる仕組み”と“売れる環境”、そして“売れるスキル”さえあれば、対面よりも電話(オンライン)の方が圧倒的に簡単に売れる、ということに気付いた瞬間でした。
この出来事をきっかけに「オンラインで売れる仕組み」を取り入れると、私の売上も毎月500万円、1000万円…と順調に伸びていきました。
私が売れるようになった一番の理由は「売れている人がいる環境に入り、身近で一緒に仕事をしたこと」だと考えています。営業は、行動しなければ結果が出ません。売れている人の姿を見て、そこから学び、実践することが最も早いのです。
ただし、営業トークや話の組み立て方などの「形式知」は、成果を出すための要素としては2割以下。それよりも大きいのは「習うよりも慣れろ」の空気感です。
その後は営業マネージャーとして支店の再建も担当し、年商100億円超の企業で営業本部長、マーケティング部長、取締役などを歴任。1000名の営業のプロ育成に携わりました。
そして2016年には株式会社日本現実化戦略研究所(まる現)を設立。ビジネスだけでなく、人生において人々が夢や目標を叶え、「豊かな生活」を手に入れることをサポートするための事業を展開しています。
やまもと社長との出会い
やまもと社長と出会ったのは、弊社のセミナーです。普段、私は基本的にZoomで講義をしていますが、あるときリアルのセミナーを開催した際、やまもと社長は最前列に座り、私にバンバン質問を投げかけてきたのです。
「ものすごく積極的な方だな」というのが第一印象。また、質問は他の受講生にとっても役立つことですから、臆することなく声を発する姿を見て非常に立派な方だとも感じました。
次にやまもと社長と顔を合わせたのは数か月後、福岡で開催した懇親会の場です。そこで彼はまた私の目の前に座り、「実は赤字が続いていて…」と初めて悩みを口にされました。
毎月の数字を見せてもらうと、彼が厳しい状況に立たされていることはすぐにわかりました。彼の会社は過去に何度も経営上のピンチを迎えていたとのこと。しかし、そのときは今までの負債も重なっていたため、いよいよ倒産の危機が近い状況でした。
ただ、私はやまもと社長とお話する中で「この人は大丈夫だ、どうにかなる」と感じました。なぜなら、彼には本気で現状を変えようという意思があり、成果をつくるために行動する姿勢が見えたからです。彼は私のスクールの最上位コースに入り、学んでいくことになりました。
具体的なお話はこの後にしていきますが、ここで皆さんに、先にお伝えしておきたいことがあります。
それは、成果をつくるためには「学歴が高いか低いか」や「現時点で自信の有無」は、まったく関係がないということ。まず大切なのは「本気で収入を上げたい!豊かになりたい!家族を守りたい!」そのような強い想いです。
そのうえで、私がこれからご説明する「5つのポイント」を実践すれば、やまもと社長と同じように必ず結果は出てきます。
ぜひ、このことを頭に置いてお話を読み進めてください。
【日本現実化戦略研究所 代表 久家邦彦さん評判】成果を出す人になるための5つのポイント
ポイント1.「愚直な実践、スピードと量」
成果を出す人になるための1つめのポイントは、「愚直な実践、スピードと量」です。
会社経営も営業も、続けていくのは容易ではありません。会社で見ると、たとえば製造業の場合、「10年で約7割は倒産する」というデータが出ています。また、生命保険や不動産の世界で活躍するプロの営業も「3年間で9割の人が辞める」ほどです。
なぜそんなにも続かないのか?最大の理由は「売れないから」です。成果が上がらず、辞めざるを得ない状態になるケースがほとんどなのです。しかし、やまもと社長は厳しい時期を乗り越えて、10年以上事業を続けていらっしゃいます。事業を継続できている理由に触れていただくために、さらに詳細なエピソードをお話していきましょう。
やまもと社長との出会いの後、彼の厳しい経営状況を聞いた私は、ホワイトボードを使いながら彼の毎月の売上や支払いに関する項目を洗い出していきました。事務所代や生活費も含め、すべてです。そして、彼に「一番にコスト削減が必要」と伝えると、彼はその場で顧問弁護士に連絡をし、私に「〇〇円コストを削減できました!」と報告したのです。
たいていの人は、長いお付き合いがある弁護士さんに「ちょっと経営が厳しいので、契約は今月までで…」と伝えることをためらうものです。しかしながら、会社が本当に厳しいときにまずやるべきことはコスト削減でしかありません。その重要性をお伝えしたら、やまもと社長は「今すぐ」に動きました。
これまでにも私は多くの人と接してきましたが、ほとんどの場合「こうした方が良い」とアドバイスをしても、実際に動くのは早くても翌日や1週間後、なかには行動しない人だっています。でも、やまもと社長は即座に行動に移しました。「圧倒的なスピード感」で行動する姿は、強烈に印象に残りました。
また、当時やまもと社長は月の売上目標を1000万円に設定していましたが、私はいったん目標を下げることを求めました。というのも、難しい目標を立てて達成できないと「負けグセ」がついてしまうからです。「勝ちグセ」をつけるためには、まず目標を下げることが必要。ですから「まずは売上から経費を払った利益が黒字になることを目指しましょう」とお伝えしたのです。
この点に関しても、やまもと社長は即実践し、翌月からもう黒字を実現しました。まさに「愚直な実践」による結果です。ただ、正直なところ、やった結果がうまくいってもうまくいかなくてもどちらでも構いません。何よりも大切なのは「とにかくやること」。
ここで、皆さんご自身の過去を振り返ってみてください。皆さんは子どもの頃、自転車に乗る練習をしましたよね?最初はうまく乗れず、何度も転んでしまったはずです。でも、何度も練習を繰り返すうちに上達し、そのうち無意識に体が動き、自然に乗れるようになったことでしょう。
営業や経営も自転車と同じ。多くの人が「失敗」と思っていることは、実は失敗ではなく練習なのです。「乗れるから大丈夫!」と声をかけ、しっかりサポートをしてくれる人がいれば、必ずできるようになるものです。
ですが、多くの人は1回転ぶとすぐに「怖い」と思って辞めてしまいます。辞めたら成功は目指せません。やまもと社長は、たとえ転んでも怖がらなかった。いや、本当は怖いと感じていたのかもしれませんが、それでも勇気を出してやり続けました。
ご自身の経験をもとに、やまもと社長はいつも皆さんに「失敗してもいいよ」というメッセージを発信していらっしゃると思います。行動した結果は「成長」か「成功」しかないのだと。この教えはとても大事です。
ポイント2.「素直、前向き、成長好き」
成果を出す人になるための2つめのポイントは「素直、前向き、成長好き」です。
やまもと社長は、数字に対する意識が非常に高いです。売上はもちろん、費用対効果についても常に考えていらっしゃいます。セミナーの広告費、お客さん一人当たりの広告費、LINEの登録数、そしてサイトの画像1つに対しての反応率。そういう細かなところまできっちりと数値化しているんですね。
彼のこういう姿勢は、言い換えれば「素直」ということです。皆さんは「素直」を、「親や先生に言われたことをそのまま聞くこと」だと思っているかもしれません。でも、本当の意味での素直さとは、そうではないのです。「真実」に対して、どれだけ誠実に向き合っていくことができるのか。これが豊かに、幸せになるためには必要です。
数字は、目標に到達するときもあれば到達できないときもあります。はじめは思うようにいかないことの方が多いでしょう。でも、到達しなかったときに腐るのではなく、現実を正しく見て必ず改善する。やまもと社長のそんな姿勢は、まさに素直そのものです。
たとえば100万円の目標を立てたとして、達成できれば「成功」です。ですが、たとえ10万円までしかいかなくても「成長」が得られます。うまくいかない場合は何かやり方が間違っているということですから、課題を細分化して各課題と向き合うことが大事です。
「課題を細分化すること」。これも非常に重要なポイントです。心理学では「ヤーキーズ・ドットソンの法則」といいますが、あまりに目標・課題が大きすぎると、人のやる気・モチベーションは落ちると言われています。目標を「大きなおせんべい」と例えればわかりやすいでしょう。口に入らないほどのサイズのおせんべいは、できるだけ割って細かくしなければ食べられません。
やまもと社長は、そうやって小さくした一つひとつの課題を数値化し、真実を見つめて行動・改善を繰り返すことで結果を出してきました。やまもと社長のように「素直、前向き、成長好き」な人は爽やかですし、見ていてとても気持ち良いと感じますよ。営業という仕事は、本当は性格が良くないと生き残れないものなのです。
ポイント3.「報告・連絡・相談」
3つめのポイントは「報告・連絡・相談」、いわゆる「ホウレンソウ」ですね。
「いやいや、そんな簡単なこと」と思うかもしれませんが、積極的な人、起業をして成功している人は「報告・連絡・相談」ができる人が圧倒的に多いです。
会社員であれば、人事権は会社が握っていますし、嫌でも日常的に報告・連絡・相談することが求められますね。でも、外でスクールに入って学ぶとなれば話は別です。私から学んでいる受講生も、別に私に対して細かな報告や相談をする義務はありません。
ですが、やまもと社長からは、毎月「〇〇円の売上があがりました!」とか、「こういう場合にはどうしたらいいですか?」とか、常に細かな報告や相談がありました。ホウレンソウの数が、普通の人の2倍や3倍、あるときは10倍ほども多いのです。
強制するつもりはありませんが、私は純粋に「せっかく自分の先を歩んでいる人が身近にいるのなら、相談しなければもったいない」と思います。ちなみに私自身も、各業界で実績や結果を出している人から学ぶときは積極的に会いに行きますし、質問をするまでは絶対に帰ってこないと決めています。
そして、教わって結果が出たらお礼を言うことが大事。もし結果が出ないなら、また相談をしましょう。そうすれば、相手の方は助けてくれるはずです。結果を出している人には「愛」がありますから。本気でどうにかしたいと行動する人のことは助けたくなる。
ポイント4.「5ステップ現実化戦略 ~思考は現実化する~」
次にお話する4つめのお話は、最も大事なポイントと言ってよいでしょう。
私は「脳科学×心理学×ビジネス」に基づき、「ゴール」と「プロセス」を明確にして夢・目標を叶えるための「5ステップ現実化戦略」を提唱しています。そして、この軸にあるのが「思考は現実化する」という考え方です。
ここから5ステップについて、やまもと社長の行動も例に挙げながら説明します。
【ステップ1】
<ステップ1>は「目標」の明確化です。
目標は「ゴール」とも言い換えられます。最初に毎月の売上金額や利益金額(※利益=売上-経費)を定めることが大事です。
やまもと社長は、私と出会った当時に「売上1000万円」という目標を掲げていらっしゃいました。私はそのお話を聞き、入金率は2~3割ではなく、7割を目指すようにお話しました。
彼にこのお話をしてから10か月ほど経った現在では、入金率78%を達成し、今月も月の途中でありながら2500万円上がっていると報告がありました。目標の2.5倍ですね。今は売上どころか、利益で1000万円を超えているでしょう。つまり、短期間でも「思考は現実化している」のです。
もちろん、目標は今後も継続して達成していかなければなりませんが、右肩上がりを目指すのは純粋に楽しいものです。良いとき悪いときがあっても、やっていけばできる。やまもと社長は、そんな事実を示してくれています。
【ステップ2】
<ステップ2>は「目的」の明確化です。
皆さんにはやりたいことがあると思いますが、「なぜ、それをやるのか」ということ。「志」とも言えます。
やまもと社長と出会った当初、私は「あなたはなぜ事業をやりたいのか?」と聞きました。すると、彼は「“人はやればできる”ということを伝えたい。みんなの心に夢や希望を与えたい」とおっしゃっていました。
素晴らしい目的だと思いました。やまもと社長の事業は、彼の「愛」からスタートしています。そして、やまもと社長は今、「受講生が他の人に教えることで自分の実力が高まる仕組み」を構築しています。
通常の「集客塾」や「起業塾」には、たいていアウトプットの場がありません。でも、やまもと社長のスクールでは、実践によって成長できる仕組みが提供されています。この仕組みは、私がかつて日本一の教材会社で学んだこととも共通しており、成長するための非常に大事な要素です。
【ステップ3】
<ステップ3>は「戦略」です。
「戦略」という言葉は、戦いを略す、つまり「無駄なことをやらない」ということでもあります。やまもと社長は、無駄に誰かの機嫌をとるみたいなこともせず、本当に大切なことを教えています。
私は「10年かかることを1年でやる」を大事に考えているのですが、これを実現するためには「教える文化、人が育つ文化」をつくる必要があります。ちなみに、以前のやまもと社長は、そこはやりたくないとおっしゃっていましたね。その理由を聞くと、かつて営業の社員を雇っていたが、お金だけ払って辞めてしまったのだと。人を育てるのは難しいから、一人でビジネスをやろうと思ったのだと。
でも、私はやまもと社長に組織化がいかに楽しいかを説明し、絶対にうまくいくと伝えました。すると彼はお話した通りに実践をし、今では人が育つ文化を築き、見事に事業を成長させています。
【ステップ4】
<ステップ4>は「戦術」です。
たとえば、集客のためにこういう広告用画像を作るといったように、数字に素直になって効果が出る具体的な方法を考えていくことです。
しかし、やみくもに動いても成果は出ません。お客さんを増やしたいのなら、なぜセミナーに参加したのか、なぜ本講座に申し込んだのか、相手が求めるものを本気で考えましょう。そして「相手が求めているものを手に入れられる人になる役に立つ」ことを目指すのです。
その過程では主導権は自分たちが握り、質問で誘導しながら見極めていくことが大切です。というのも、現時点では見込み客の方々よりも、スクールの中にいる自分たちの方が明らかにスクールの価値をわかっているからです。
ただし、上から目線になってはいけません。あくまでも「相手がどうなりたいのか?」を知るために質問で誘導をし、そして本気の人にだけお話していくのです。相手が本気でないことがわかれば、詳しく話す必要はありません。それが時間やお金を1ミリも無駄にしないということです。
【ステップ5】
<ステップ5>は「超高速PDCA」です。
「PDCA」とは、皆さんもご存じかもしれませんが、業務効率や業務改善を目指すために「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」を繰り返すことを意味します。
ですが、普通のスピードでPDCAをやっていても、なかなか成果がつくれません。「超高速」でPDCAを回すことが、大きな成果を出すためには欠かせないのです。
一般的には、せいぜい週に1回くらい会議をして見直して改善、ということが多いです。でも、やまもと社長の場合、大げさではなく週に6回くらいミーティングをして何かを変えていますね。それだけ超高速でPDCAを回し続けることで、驚くほどのスピードで成長できているのだと実感します。
ポイント5.「知恵の系譜」
ここまで、成果をつくるためのポイントを4つ挙げました。「愚直な実践、スピードと量」「素直、前向き、成長好き」「報告・連絡・相談」「5ステップ現実化戦略」です。いよいよ最後の5つめ。
私は「知恵の系譜」と呼んでいますが、簡単に言うと、私たちは自分が好きな人と仕事をやりましょう、学びましょう、ということをお伝えしたいのです。
事業がうまくいっている人は、やはりうまくいって成功している人から学んでいます。これはどんな仕事でも同じ。たとえば日本マクドナルドの創業者・藤田田(ふじたでん)さんも、京セラの創業者・稲盛和夫さんも、松下幸之助さんから学んでいます。
もちろん松下さんがすべてではありませんが、「知恵の系譜」とは、つまり「師匠の考え方が好き」といったことです。自分が好きで、尊敬できる人から学ぶこと。そして、学んだことを周りに素直に伝えていけるようになるのが理想的です。
私は、たとえスクールにお問い合わせいただいた方であっても「私個人や、スクールと合わないと思ったら入らないでくださいね」と正直に伝えています。誰の下で学ぶのか、誰と一緒に働くのかは、自身の成長のためにものすごく大事なことなのです。
おわりに
繰り返しになりますが、成果を出していくために、学歴があるのかないのか、現時点でお金や自信があるかないかは関係ありません。過去にどれだけ大きな失敗していようと、それも関係ありません。
やまもと社長をご覧になれば、よくわかるでしょう。彼は、過去に雇っていた従業員は全員いなくなり、4000万円近くの借金がある状態で、私のところに学びに来たわけです。
やまもと社長が将来どうなっていくかは、もちろん彼次第です。でも、間違いなく言えるのは、やまもと社長は私が今日お話しした5つのポイントを確実に実践し、成果をつくったということ。自分の意思と行動を変えていった結果、今があります。
大切なことなので、最後に5つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
まずは「愚直な実践、スピードと量」です。やまもと社長と一緒にやってみてください。もちろんご自身の生活は大事にしてほしいですが、できる範囲で続けていけば、結果は絶対に出やすくなります。
2つめは「素直・前向き・成長好き」です。素直とは、言われたことを「はいはい」とそのまま聞くことではありません。大切なのは真実をきちんと見て、その真実に対して素直になること。やまもと社長の「物事を改善する態度」を見習うとよいでしょう。
3つめは「報告・連絡・相談」です。疑問が出てきたら、どんどんやまもと社長に投げかけてください。忙しくて反応が遅れるときはあるかもしれませんが、成果に集中している方なので、必ず返してくれるはずです。
4つめ、最も大事な「現実化戦略の5ステップ」です。あなたは、なぜやまもと社長のスクールに入りたいと思いましたか?「稼ぎたい!」「こういうことをしてみたい!」もちろん、それも大事ではありますが、5年後、10年後、30年後にご自身がどうなっているのが理想か、よく考えてください。
やまもと社長のスクールでは、やまもと社長がどういう文化をつくっているか、どんなことを大切にしているかを意識して学んでいくとよいですね。彼は「アウトプットをしながら成長できる場」を提供していますから、皆でアイデアを出し合い、超高速で実行と改善を繰り返し続けます。本気で取り組めばとても面白いと感じると思いますよ。
そして、5つめのポイントが「知恵の系譜」です。何事も最終的には自己責任ですが、あなたが良いと思ったものは、周りにもどんどん伝えてください。また、何かが足りないと思ったら一緒に改善していくつもりで行動しましょう。
私の受講生でも「こういうサポートがあると良いのでは?」と提案してくれる方がおり、そのおかげでサービス改善に繋がりました。アイデアは役に立ちます。採用されるかはどうかはわかりませんが、まずは積極的に発信するとよいですね。
最後に一言を。やまもと社長と一緒に学んでいらっしゃる皆さん、それぞれ大変なことはたくさんあると思います。小さなお子さんをお持ちの方も、毎日忙しい日々を過ごしているでしょう。
ですが「どんな人、どんな状況であってもできる!」ということは、あらためて強くお伝えしたいです。
まず、お子さんやご家族との生活、そしてご自身の身体を何よりも大切にしてください。そのうえで、皆さんが永続的により豊かになっていくために。ぜひ今日お話しした5つのポイントを意識しながら学び続けていただきたいと思います。