「そもそもビジネススキルとは?」
「身につけるべきビジネススキルが知りたい!」
上記のように考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ビジネススキルの基礎知識」について徹底解説していきます。おすすめのビジネススキルや身につける方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ビジネススキルとは?
まずは、ビジネススキルとは何か、簡単に解説していきます。
ビジネススキルとは?
ビジネススキルとは、文字通り、ビジネスを行ううえで役立つ知識や技術のこと。社会人としての基礎的なスキルから、トップビジネスパーソンが身につけているような高度なスキルまで、幅広いビジネススキルが存在します。
仕事で成果を出し、理想的なキャリアを歩んでいくためには、様々なビジネススキルを身につけ、上手く活用していくことがポイントになるでしょう。
当然ですが、業務内容や立場が違えば、求められるスキルも異なってきます。まずは、どのようなビジネススキルが存在するのかを把握し、そのうえで、「現在の自分に必要なビジネススキルは何なのか」を探っていきましょう。
ビジネススキルを身につけるメリット
ビジネススキルを身につける主なメリットは、以下の3点です。
- 仕事の効率化が図れる
- ストレスが軽減する
- 市場価値が上がる
順に見ていきましょう。
仕事の効率化が図れる
1つ目のメリットは、「仕事の効率化が図れる」ことです。
ビジネススキルを身につければ、自分自身の業務遂行能力が上がり、今よりも高いレベルで仕事をこなせるようになります。また、迅速な思考で適切な判断を下せるようになれば、よりスピーディーに業務を進めていけるでしょう。
さらに、周囲の人と円滑にコミュニケーションを取れるため、仕事の効率化・生産性アップにもつながります。
ストレスが軽減する
2つ目のメリットは、「ストレスが軽減する」ことです。
上述の通り、ビジネススキルを身につければ、業務遂行能力が上がり、仕事の効率化や生産性の向上が期待できます。ミスが減り、無駄な時間も減るため、仕事に関するあらゆるストレスが軽減していくでしょう。
また、ヒューマンスキル(コミュニケーション能力や折衝力など)の習得は、良好な人間関係の構築にもつながります。ゆえに、職場の人間関係で悩むことも少なくなるでしょう。
市場価値が上がる
3つ目のメリットは、「自分の市場価値が上がる」ことです。
様々なビジネススキルを身につけ、上手く使いこなせるようになれば、仕事で結果も残しやすくなります。実績を積み重ねれば、昇進や昇給につながるでしょう。
また、高度なビジネススキルを習得することで、自分自身の市場価値も上がっていきます。社内だけでなく、転職市場でも評価されるので、より理想的なキャリアを歩みやすくなるでしょう。
ビジネススキルの種類
ビジネススキルは、主に、以下の3種類に分けられます。
- テクニカルスキル(業務遂行能力)
- ヒューマンスキル
- コンセプチュアルスキル
それぞれ具体的にどのようなスキルなのか、分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
テクニカルスキル(業務遂行能力)
テクニカルスキルとは、「業務を遂行するうえで必要な基礎能力」のこと。
例えば、以下の3つが代表的でしょう。
- 情報収集スキル
- 分析スキル
- 資料作成スキル
情報収集スキル
必要な情報を、スピーディーかつ的確に収集する能力です。
皆さんご存知の通り、インターネット上にはありとあらゆる情報が溢れています。その膨大な情報の中から、本当に必要な情報だけに素早くアクセスし、質の高い情報を手に入れなければなりません。
もちろんインターネットだけでなく、新聞・書籍・論文など、様々な資料に目を通す場合も多いです。
分析スキル
集めた情報を整理・分類して、その構成や関係性などを見出し、論理立てて説明する能力です。簡単に言えば、「物事を正しく理解するためのスキル」のこと。
分析スキルを身につけておくと、以下のようなメリットがあります。
- 現状の課題を正しく把握できる
- 将来予測が可能になる
- 意思決定の質が上がる
資料作成スキル
文字通り、見やすい資料をスピーディーに作成するスキルです。ビジネスにおいて必須のスキルだと言えますが、作り方をしっかりと教わる機会はなかなか多くないでしょう。
高度な資料作成には、デザインやライティング、情報をまとめる力などが必要不可欠です。また、PowerPointやExcelなどのオフィスツールも使いこなせなければなりません。
ヒューマンスキル
続いて、ヒューマンスキルです。
ヒューマンスキルとは、「他者とより良い関係を構築して、ビジネスを円滑に進めていく能力」のこと。「対人能力」「人間関係能力」とも言い換えられるでしょう。
代表的なヒューマンスキルとしては、以下の3つが挙げられます。
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- 折衝力
コミュニケーションスキル
文字通り、相手と良好なコミュニケーションを取る能力のこと。
「相手の考えを適切に把握する力」「自分の考えをしっかりと伝える力」「論理的な表現力」「傾聴力」などが求められるでしょう。また、非言語要素・ボディランゲージも非常に大切です。
コミュニケーションスキルを身につければ、円滑な情報共有が可能となり、チーム全体の生産性も向上していくでしょう。
プレゼンテーションスキル
質の高いプレゼンテーションを行うためのスキルです。
会議や商談の場で、プレゼンを成功させるためには、以下のような能力が必要でしょう。
- 情報を整理して、分かりやすくまとめる力
- 論理的に説明する力
- 聞き手の反応を観察する力
魅力的なプレゼンテーションができるようになれば、相手の意思決定や行動変容を促せます。
折衝力
利害関係が一致していない相手と上手く話し合い、折り合いをつける能力のこと。
ビジネスにおける商談や交渉は、いつもスムーズに進むとは限りません。意見の食い違い、条件の不一致など、様々な問題が生じるケースは多いでしょう。
このような場合は、双方が納得出来る形で要求をすり合わせ、妥協点を探ることになります。自分に有利な条件で話をまとめ、かつ相手と長期的な信頼関係を維持していくためには、高いレベルでの折衝力が必要となるでしょう。
コンセプチュアルスキル
最後に、コンセプチュアルスキルです。
コンセプチュアルスキルとは、「現状を正しく分析し、物事の本質を捉えるための能力」です。日本語では「概念化能力」と言われます。
代表的なコンセプチュアルスキルとしては、以下の3つが挙げられるでしょう。
- ロジカルシンキング
- クリティカルシンキング
- ラテラルシンキング
ロジカルシンキング
物事を論理的に捉える思考方法のこと。「情報を体系的に整理し、筋道立てて考えることのできる能力」だと言えます。「収束思考」「垂直思考」と呼ばれることも少なくありません。
ロジカルシンキングを身につければ、以下のようなメリットが期待できます。
- 分析力や問題解決能力が向上する
- 説得力のある話し方ができるようになる
- 情報の取捨選択能力が向上する
クリティカルシンキング
物事を客観的に捉え、本質を見極める能力のこと。日本語では「批判的思考」と訳されます。
自分の感情や周囲の意見に惑わされず、「本当にこれで正しいのか」という視点を持ちながら、その本質を探っていきます。
物事を考える際、人はついつい自分の直感や経験に頼ってしまいがち。「この考え方は客観的に正しいのか?」「自分に都合の良い論理展開をしていないか?」といった疑問を常に持つことが大切です。そうすることで、以下のようなメリットが期待できます。
- 意思決定の質が上がる
- 情報の受信力が高まる
- リスク回避能力が向上する
ラテラルシンキング
既存の考え方や発想にとらわれずに、物事を多角的な視点から考察する能力のこと。日本語では「水平思考」と呼ばれます。
環境の変化が激しい現代社会においては、将来を予測することが困難になっています。先行き不透明な時代を生き抜くためにも、固定観念に縛られずに、柔軟で自由な発想をすることが大切なのです。
ぜひ、常にこれまでの常識を疑う癖をつけ、物事を様々な角度から観察するよう意識してみてください。そうすることで、新しいアイディアや問題解決策が生まれやすくなるでしょう。
身につけておくべきビジネススキル7選
この章では、「身につけておくべきビジネススキル」を簡単に紹介していきます。
具体的には、以下の7つです。
- 集客スキル
- セールススキル
- プレゼンテーションスキル
- コミュニケーションスキル
- デザインスキル
- ライティングスキル
- 写真/映像の撮影・編集スキル
順に見ていきましょう。
集客スキル
文字通り、顧客を集客するためのスキルです。
いくら素晴らしい商品・サービスを有していても、顧客が集まらなければ意味がありません。
「SEO」「インターネット広告」「SNS」など様々な集客方法について理解を深め、より多くの顧客にアプローチできるようになれば、売上アップや事業の拡大が期待できるでしょう。
セールススキル
商品やサービスを売るためのスキルです。
セールススキルには、以下のような要素が含まれます。
- 交渉力
- 課題発見能力
- 顧客目線で考える力
- 傾聴力
- 問題解決能力
特に営業職の方や、自分で起業している方は、必ず身につけておくべきスキルだと言えるでしょう。
プレゼンテーションスキル
上述の通り、質の高いプレゼンテーションを行うためのスキルです。
「情報を整理して、分かりやすくまとめる力」「論理的に説明する力」「聞き手の反応を観察する力」などが必要になります。会議や商談を成功させるためにも、ぜひ身につけておきましょう。
コミュニケーションスキル
相手と良好なコミュニケーションを取る能力のこと。
「相手の考えを適切に把握する力」「自分の考えをしっかりと伝える力」「論理的な表現力」などが求められます。コミュニケーションスキルを身につければ、円滑な情報共有が可能となり、チーム全体の生産性も向上していくでしょう。
デザインスキル
見やすいデザインや魅力的なデザインを作成する能力です。資料作成から商品設計まで、様々な場面で役に立つスキルだと言えるでしょう。
まずは、以下のような知識を身につけておくことをおすすめします。
- デザインの4原則(近接・整列・反復・強弱)
- 配色パターン
- レイアウト構成
- タイポグラフィ(フォントの決め方)
ライティングスキル
分かりやすい文章や魅力的な文章を書くスキルのこと。
プレゼンの資料や企画書を作成するのに役立つだけでなく、日々のメールやチャットにおいても「文章力」は欠かせません。
情報を簡潔にまとめる能力や、言葉で相手の心を動かすようなスキルは、一朝一夕で身につくものではありません。ぜひ、意識的に文章を書く訓練をして、ライティングスキルを高めてみてください。
写真/映像の撮影・編集スキル
写真や映像の撮影スキル・編集スキルを身につけるのもおすすめです。
テキストだけでなく、写真や動画で顧客にアプローチする機会は多いです。魅力的な写真・映像コンテンツを作成できれば、顧客の心に刺激を与え、意思決定や行動変容を促せるかもしれません。
写真家や動画クリエイターを目指しているわけではなくても、撮影・編集スキルを身につけておいて損はないでしょう。
ビジネススキルを身につけるためには?
最後に、「ビジネススキルを身につける方法」について簡単に解説します。
- どのスキルをどうして身につけたいのか明確にする
- 書籍やセミナーなどで学ぶ
- 日々の業務で実践してみる
- アウトプットできるスクールに通う
ぜひ参考にしてください。
どのスキルをどうして身につけたいのか明確にする
まずは、「どのスキルを身につけたいのか」を明らかにしましょう。
なんとなく選ぶのではなく、「なぜそのスキルを身につけたいのか」までしっかりと考えるようにしてください。そうすることで、目標やゴールが明確になり、スケジュールや行動計画なども立てやすくなります。
書籍やセミナーなどで学ぶ
身につけたいスキルが決まったら、書籍やセミナーなどを活用し、実際に学んでみましょう。
世の中には、初心者向けから上級者向けまで、様々な専門書籍・専門セミナーが存在します。ビジネススキルについて気軽に学習できるので、ぜひ、積極的に利用してみてください。
日々の業務で実践してみる
ビジネススキルを身につけるためには、やはり座学だけでは十分ではありません。
実際に、日々の業務の中で、学んだスキルを発揮してみましょう。実践を積み重ね、成功体験と失敗体験を繰り返していくことが大切です。
アウトプットできるスクールに通う
「スクールに通う」という選択肢もあります。
スクールに通えば、実践的なノウハウを学べるうえ、プロからアドバイスやフィードバックをもらうことも可能です。特に、「アウトプットの機会が多いスクール」を選ぶと良いでしょう。
例えば、女性のためのキャリアアップスクール「LIBERTY」では、質の高い集客スキルやセールススキルを身につけることができます。
【LIBERTYの特徴】
- 営業や起業に特化したスクール
- 総額5億円の損失から生まれた実践的カリキュラム
- アウトプットの場を提供
- 失敗が肯定される環境
- 同じ志を持った仲間
「LIBERTY」に通えば、ビジネスパーソンとして何段階もレベルアップできるでしょう。
まとめ
「ビジネススキルの基礎知識」について分かりやすく解説しました。
【ビジネススキルの種類一覧】
1)テクニカルスキル(業務遂行能力)
1-1)情報収集スキル
1-2)分析スキル
1-3)資料作成スキル
2)ヒューマンスキル
2-1)コミュニケーションスキル
2-2)プレゼンテーションスキル
2-3)折衝力
3)コンセプチュアルスキル
3-1)ロジカルシンキング
3-2)クリティカルシンキング
3-3)ラテラルシンキング
ぜひ当記事を参考にしながら、「今の自分に必要なビジネススキルは何なのか」を見極めてみてください。