「営業職として働き続けるのは難しいのかな」
「どうすれば仕事と育児を両立できるのだろう」
上記のように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「ワーママが営業職として働くメリット・デメリット」について徹底解説していきます。
また、「仕事と育児を両立させるためのコツ」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ワーママが営業職として働くメリットとは?デメリットも記載!
「営業職は諦めようかな」「事務職に転職した方が良いのかな」などと、今後のキャリアについて悩んでいる方もいるでしょう。まずは、営業職として働くメリットとデメリットを正しく把握し、そのうえで、後悔のない判断をすることが大切です。
「ワーママが営業職として働くメリット・デメリット」を簡単にまとめると、以下の通りです。
メリット | デメリット |
・責任があり、やりがいのある仕事ができる
・成果を出した分だけ正当に評価される ・転職の選択肢が広い |
・急な休みが必要になった際の関係各所のスケジュール調整が大変
・成果を出せないと、ハードワークになってしまう ・時間の制約も多いため、時間内で最大のパフォーマンスの発揮が必要 |
それぞれ分かりやすく解説しますので、ぜひ頭に入れておきましょう。
メリット
責任があり、やりがいのある仕事ができる
「会社の花形」とも言われる営業職は、企業の売上を大きく左右する、非常に責任のある仕事です。
商談が成功したとき、ノルマをクリアしたとき、顧客から感謝されたときなど、様々なタイミングで達成感ややりがいを感じることができます。
成果を出した分だけ正当に評価される
営業職は、自分の努力や仕事ぶりが数字に表れやすいです。良くも悪くも数字で正当に評価されるため、しっかりと結果を出せば、育児中であっても昇給や昇格を見込めるでしょう。
企業によってはインセンティブを設けている場合もあり、頑張り次第で収入を増やせるのは、大きなメリットだと言えます。
転職の選択肢が広い
営業職として経験を積めば、転職の際の選択肢も広がります。
営業の仕事を通して身につけた様々なビジネススキル(コミュニケーション能力や分析能力など)は、転職市場で高く評価されるからです。他の職種への応用も利きやすく、キャリア形成に大きく役立つでしょう。
デメリット
急な休みが必要になった際の関係各所のスケジュール調整が大変
育児をしていれば、当然、子どもが急に体調不良になることもあるでしょう。急遽お休みをもらうことで、関係各所のスケジュール調整が必要になります。
一度や二度ならまだしも、何度も何度も取引相手や同僚に迷惑をかけてしまうと、精神的なツラさやプレッシャーを感じやすくなります。
成果を出せないと、ハードワークになってしまう
営業の仕事は、実力主義・結果主義です。成果を出せているのであれば、ある程度自由に働くことも可能ですが、成果を出せていない場合は、目標達成できるまで残業が続くケースもあるでしょう。
持ち帰り残業を行っている方も見受けられますが、あまりにもハードワークになると、育児や家事に支障が出てしまうため、十分に注意してください。
時間の制約も多いため、時間内で最大のパフォーマンスの発揮が必要
ワーママは、どうしても時間の制約が大きくなってしまいます。ライバルである同僚が遅くまで働く中、自分だけ仕事を休んだり時短勤務したりしていれば、もどかしい気持ちにもなるでしょう。
限られた時間内で最大のパフォーマンスを発揮するのは大変ですし、モチベーションの維持も難しくなります。
ワーママが営業職として働き続けるために大事なこと・両立のコツ
この章では、「ワーママが営業職として働き続けるために大切なこと」「仕事と育児を両立させるためのコツ」について解説していきます。
具体的には、以下の6点です。
- 事前の準備を徹底する
- 急な休みが必要になった際は社内外に早めの報告をする
- 同僚との信頼関係を築いておく
- 家族との協力体制を整えておき、サポート制度も積極的に活用する
- 働き方が柔軟な会社に転職をする
- 起業する
順に見ていきましょう。
事前の準備を徹底する
まず何よりも大切なのは、とにかく準備を徹底することです。
ワーママとして働いていく以上、急なトラブルは避けられません。「朝から子どもの体調が悪くて急遽仕事を休むことになった」「子どもが熱を出したから早退しなければならない」など、仕事が忙しいときに限って育児も忙しくなるものです。
精神的にも身体的にも大変だと思いますが、トラブルが起きてから対処するよりも、トラブルが起きる前にあらかじめ対応策を考えておくと、ダメージを最小限に抑えられます。
例えば、以下のようなイメージです。
- 夜、子どもに少しでも体調不良の兆候が見られたら、「明日はお休みをいただくかもしれません」と会社に連絡を入れておく
- 朝、何となく子どもの体調が悪そうだった場合、出社直後に、「もしかしたら保育園から電話が来るかもしれません。その場合、申し訳ありませんが早退させていただきます」と職場の人に話しておく
あらかじめ伝えておくことで、実際にトラブルが発生した場合にも、代役の確保やスケジュール調整をよりスムーズに行えるようになります。ぜひ「余裕を持って事前に手を打っておく」ことを意識してみてください。
また、早め早めに仕事を進めておくことも大切です。
「来週は重要な会議があるから、前々日までに資料を完成させておこう」
「定時になったけれど、今日は余裕があるから少し残業しよう」
このような意識で行動しておけば、子どもの体調不良により急に欠勤することになっても、ダメージは最小限に抑えられるでしょう。
ぜひ、「余裕を持って事前に手を打っておく」ことを意識してみてください。
急な休みが必要になった際は社内外に早めの報告をする
当たり前ですが、急な休みが必要になった際は、できるだけ早く社内外に報告するようにしましょう。
職場の同僚や上司に連絡するのは比較的簡単かもしれませんが、社外の関係者や取引先に連絡するのを忘れてはいけません。
アポイントがある場合は、丁寧に謝罪し、事情を説明するようにしてください。
スケジュールの調整をお願いするのか、同僚が代理を務めるのか、状況は様々でしょうが、正確な情報をしっかりと且つ迅速に伝えることが大切です。
自分が休むことによって、誰にどのような影響が生じるのか、常に考えておくことをおすすめします。最低限のビジネスマナーとして、なるべく早めの「報・連・相」を心掛けましょう。
同僚との信頼関係を築いておく
同僚との信頼関係を築いておくことも重要です。
繰り返しになりますが、ワーママとして働いていく以上、急なトラブルはつきものだと言えます。急な欠勤や早退が増えれば、やはり、同僚にサポートしてもらう機会も増えていきます。
同僚との信頼関係を築いておけば、仕事をお願いした際に、快く引き受けてもらえるでしょう。一方で、信頼関係がない場合、「仕事を押し付けられた」「勘弁してほしい」と感じてしまう人もいるかもしれません。
職場の全員が子育てに理解があるとは限らないため、日頃からしっかりとコミュニケーションを取り、感謝の気持ちを伝えながら、良好な人間関係を築いておくことが大切です。
家族との協力体制を整えておき、サポート制度も積極的に活用する
家族との連携も欠かせません。
夫はもちろん、実家の両親とも話し合い、「子どもが体調を崩した場合の緊急対処法」をあらかじめ決めておくことが大切です。どうしても休めない重要な商談がある場合は、「この日に子どもが体調不良になったら、代わりに病院に連れていってほしい」と家族に伝えておきましょう。
しかし、家族に協力してもらうのが難しいケースもあるでしょう。実家が遠くにある場合や、夫も忙しくて仕事を休めない場合は、ぜひ、様々なサポート制度を活用してみてください。
例えば、以下のような制度があります。
- ファミリーサポート(厚生労働省主体の「子育て援助活動支援事業」)
https://www.mhlw.go.jp/content/000683335.pdf - 病児保育
https://www.cao.go.jp/bunken-suishin/kaigi/doc/teianbukai107shiryou2_2.pdf - 病児対応しているベビーシッターサービス
- 各自治体が実施しているその他の子育て支援サービス
働き方が柔軟な会社に転職をする
「今の会社で働き続けるのは難しい」と感じている方は、思い切って転職を検討してみるのもおすすめです。
転職サイトや転職エージェントを活用しながら、以下に該当するような会社を探してみてください。
- 時短勤務やフレックスタイム制を導入している会社
- リモートワークが可能な会社
- 福利厚生が充実している会社
- 女性比率の高い会社
また、営業職と一口に言っても、個人営業・法人営業・新規開拓営業・ルート営業・内勤営業など、様々な種類が存在します。「体力的に外回りがキツい」という方は内勤営業を、「もう飛び込みやテレアポは避けたい」という方はルート営業を、といった具合に、これまでとは異なる営業スタイルに挑戦してみるのも良いでしょう。
起業する
ぜひ、「起業する」という選択肢も検討してみてください。
一見ハードルが高そうに思えますが、実は、起業はそこまで難しいものではありません。いきなり大きなビジネスを始めるのは現実的ではありませんが、小さなビジネスであれば、一人でも比較的簡単に始められるでしょう。
ワーママが起業するメリットとしては、以下が挙げられます。
- 時間や場所の制約を受けづらい
- 在宅ビジネスであれば、家事や育児もしやすくなる
- 職場での人間関係に悩まなくて済む
- 頑張った分だけ収入が増える
ただし、「必ず成功するとは限らない」「自分の代わりがいない」などのデメリットもあるので、頭に入れておきましょう。「はじめはコストを最小限に抑える」「ある程度の生活資金を確保しておく」といったリスク管理が大切です。
なお、「起業に興味はあるけれどアイデアが思い浮かばない」「自分一人だけで挑戦するのは不安」という方も多いのではないでしょうか。そのような方は、「LIBERTY」で学んでみることをおすすめします。
「LIBERTY」は、女性のためのキャリアアップスクールです。以下のような特徴があります。
- 営業や起業に特化したスクール
- 総額5億円の損失から生まれた実践的カリキュラム
- アウトプットの場を提供
- 失敗が肯定される環境
- 同じ志を持った仲間
起業ノウハウを学べるだけでなく、実践的な集客スキルやセールススキルも身につけられます。「働き方を変えて、育児の時間を確保したい」「もっと自由に働きたい」と思っている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
【まとめ】ワーママも営業職として活躍できる!
「ワーママが営業職として働くメリット・デメリット」「仕事と育児を両立させるためのコツ」について徹底解説しました。
ワーママが営業職として働くメリット | ワーママが営業職として働くデメリット |
・責任があり、やりがいのある仕事ができる
・成果を出した分だけ正当に評価される ・転職の選択肢が広い |
・急な休みが必要になった際の関係各所のスケジュール調整が大変
・成果を出せないと、ハードワークになってしまう ・時間の制約も多いため、時間内で最大のパフォーマンスの発揮が必要 |
ワーママでも、営業職として活躍することは十分に可能です。デメリットばかりを意識するのではなく、メリットを最大化できるよう、様々な工夫をしていきましょう。
【ワーママが仕事と育児を両立させるためのコツ】
- 事前の準備を徹底する
- 急な休みが必要になった際は社内外に早めの報告をする
- 同僚との信頼関係を築いておく
- 家族との協力体制を整えておき、サポート制度も積極的に活用する
- 働き方が柔軟な会社に転職をする
- 起業する
もちろん、身体的な疲労、精神的なツラさやプレッシャーを感じることも多いと思います。一人で抱え込むのではなく、周りの人に助けてもらいながら、少しずつ乗り越えていきましょう。
皆さんが仕事と育児を両立させ、希望通りのキャリアを歩めることを、心から願っております。