「なかなか営業トークが上手くいかない!」
「営業トーク力を身につけるためにはどうすればいいの?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「営業トーク力を高めるためのノウハウ」を徹底解説していきます。そもそもトークが上手くいかない理由や、売れる営業トークのコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
なぜ売れない!?営業トークが上手くいかない理由とは?
まずは、「営業トークが上手くいかない理由」について簡単に解説していきます。
代表的な理由としては、以下の5つが挙げられます。
- テンプレ通りに話している
- 一方的に話している
- 強引に勧めている
- 顧客が主体となっていない
- 顧客の利益を追い求めていない
順に見ていきましょう。
テンプレ通りに話している
テンプレ通りに話を進めてしまっている方も多いでしょう。
もちろん営業初心者のうちは、自己流でやみくもに営業するのではなく、マニュアルに沿って話を展開する方が効果的です。テンプレ通りに話すことで、営業トークの基礎も身につきます。
しかし、ある程度営業の仕事に慣れてきたら、100%テンプレ通りに話すのは止めましょう。実際のところ、テンプレをそのまま読んでも成約にはつながりにくいからです。
顧客に合わせて話の展開方法を変えてみたり、自分の強みが活きるような形にアレンジしたりと、柔軟に試行錯誤を繰り返してください。
一方的に話している
一方的に話を進めてしまうのもNGです。
当たり前ですが、こちらが伝えたい内容を伝えるだけのアプローチ方法では、顧客の心を動かすことはできません。興味を持ってもらえないどころか、嫌悪感を抱かれる可能性もあるでしょう。
営業活動で大切なのは、相手の悩みや課題を上手く引き出すこと。そのためには、一方的に話を進めるのではなく、双方向的なコミュニケーションを取ることが大切です。そのうえで、「顧客が本当に求めているものは何か」を丁寧にヒアリングするよう心掛けてください。
強引に勧めている
強引に商品やサービスを売り込んでしまう営業パーソンも多いです。ノルマ達成のため、売上を上げることばかりに注目してしまい、「お客様の課題を解決する」という営業本来の目的を忘れてしまっているケースも少なくありません。
まずはしっかりとコミュニケーションを取り、とにかくヒアリングすること。そして、「自社商品を使うことでお客様の課題解決につながる」と判断できた段階ではじめて、相手の反応を見ながら、その魅力を存分にアピールしていきましょう。
反対に、「お客様の課題解決に自社商品は必要ない」と判断した場合は、無理に営業活動を進める必要はありません。不必要なものを強引に売り込んだところで、成約には至りませんし、むしろ信頼関係が悪化してしまう要因になります。
顧客が主体となっていない
営業する側が主体となってしまっている商談は、上手くいかない可能性が高いです。
繰り返しになりますが、営業活動の本質は、お客様の課題を解決すること。自身の営業成績を上げることではありません。
- 顧客が本当に知りたい情報は何か
- 自社商品を購入することで、顧客にどのようなメリットが生まれるのか
- 自社商品を購入しない場合、顧客にどのような不利益が生じるのか
上記のように、常に「顧客目線」で考えることが大切です。ぜひ、「お客様本位の営業活動」を心掛けるようにしてください。
顧客の利益を追い求めていない
皆さんは、顧客の利益を第一に追い求めているでしょうか。
自社の利益を優先してしまっていれば、当然営業トークは上手くいきませんし、成約率も低いままでしょう。
「自社の商品によって、顧客の悩みや課題を解決する」
「自社のサービスを導入してもらうことで、顧客の利益を最大化する」
多くのトップセールスマンは、このようなマインドで営業活動に臨んでいます。
ぜひ、「お客様の利益に貢献する意識」を持つようにしてください。顧客の利益を追い求めていれば、結果的に営業成績は上がり、自ずと自社の利益につながっていくでしょう。
売れる!営業トークのコツ5選!
この章では、「売れる営業トークのコツ」を紹介していきます。
具体的には、以下の5つです。
- 相手の話すペースに合わせて話すことを心掛ける
- 仕様やスペックではなく、相手にとってどんなメリットがあるかを中心に説明する
- 聞き上手になる
- 情報量を絞り込む
- 重要な情報は何度も繰り返し説明する
ぜひ頭に入れておきましょう。
相手の話すペースに合わせて話すことを心掛ける
まず大切なのは、「相手のペースに合わせる」ことです。
ついつい前のめりになって、一方的に早口で話を進めてしまう営業パーソンも多いです。熱意の表れかもしれませんが、顧客側からすれば、あまり印象が良いとは言えません。
商談が始まったら、一旦落ち着いて、お客様のことを観察してみましょう。どのような口調で、どのようなペースで話をされているか、すぐに分かるはずです。
そのうえで、「相手のペースに合わせて話す」ことを心掛けてください。「相手がゆっくり話しているならこちらもゆっくり話す」といったイメージです。そうすることで、相手の警戒心は解かれ、商談の雰囲気もより和らいでいきます。
仕様やスペックではなく、相手にとってどんなメリットがあるかを中心に説明する
営業トークでは、常に顧客目線を忘れないでください。「自社が伝えたい内容」だけを伝えるのではなく、「相手にとってどのようなメリットがあるのか」を中心に話していくことが重要です。
商品の仕様やスペックばかり説明していても、残念ながら、なかなか成約には至らないでしょう。
顧客が本当に知りたがっているのは、商品の特徴や魅力そのものではありません。ぜひ、「その商品を使うことでどのようなメリットが生じるのか」「その商品を使うことでどのような課題を解決できるのか」を教えてあげるようにしてください。
聞き上手になる
トップセールスマンの多くは「聞き上手」です。もちろん話す能力も高いのですが、何よりもヒアリング能力に秀でているのです。
営業活動では、顧客と信頼関係を築かなければなりません。そのためには、顧客が本当に求めているものを丁寧にヒアリングし、円滑なコミュニケーションを取る必要があります。
そこで大切なのは、相手が話しやすい環境を整えること。どのような内容であろうと、常に相手の話を傾聴するようにしてください。お客様の心を開くことができれば、潜在的な悩みやニーズを引き出せるでしょう。
情報量を絞り込む
営業トークでは、「情報量を絞り込む」ことも大切です。
「情報を全てお客様にお伝えしなくては」と思っている方も多いでしょう。しかし、あまりにも情報量が多すぎると、顧客の頭の中は混乱していき、上手く消化することができません。結果的に、商品を購入するかどうか考えるのが面倒くさくなり、成約には至らない可能性が高いです。
ゆえに、営業トークでは、むやみに情報を詰め込み過ぎないことが重要です。顧客が本当に求めている情報やニーズに合った情報を優先的に伝え、余計な情報は切り捨てるよう心掛けてください。
重要な情報は何度も繰り返し説明する
重要な情報・最も伝えたい情報は、何度も繰り返し説明するようにしましょう。
しっかりと説明したつもりでも、「相手には全然伝わっていなかった」というケースは珍しくありません。また、仮にその瞬間は伝わっていたとしても、数十分後には記憶は薄れ、そのうち説明した内容のほとんどは忘れられてしまうでしょう。
だからこそ、大切な情報は何度も何度も説明しておくことをおすすめします。繰り返し説明することで、単純に相手の印象・記憶に残りやすくなるからです。
ただし、飽きられてしまうリスクもあるため、言い回しを少し変えたり、別の角度から言及したりと、様々な工夫をしてみてください。
今はできなくても大丈夫!売れる営業トークを身につけるには?
最後に、「営業トーク力を身につけるための方法」を紹介します。
- トークスクリプトを作る
- 実務やロールプレイングなどで場数を踏む
- スクールに通い、学ぶ
ぜひ参考にしてみてください。
トークスクリプトを作る
まずおすすめしたいのは、「トークスクリプトを作る」ことです。
トークスクリプトとは、簡単に言えば、「営業トークの台本」のこと。つまり、「顧客に対して話をする際の流れや内容をまとめたもの」です。「営業トークマニュアル」と言い換えてもよいでしょう。
トークスクリプトを作っておくと、以下のようなメリットがあります。
- 営業トークの基礎が身につく
- 営業品質を安定させられる
- 自信をもって営業できる
- トラブルの防止につながる
ただし、トークスクリプトは、あくまでも台本です。上述の通り、100%テンプレ通りに話していても、営業活動は上手くいきません。慣れてきたら、顧客に合わせて話の展開方法を柔軟に変えられるよう、練習してみてください。
実務やロールプレイングなどで場数を踏む
営業トーク力を身につけるには、やはり実践経験を積むのが一番の近道です。実務やロールプレイングを通して、場数を踏んでいきましょう。
知識ばかりを詰め込んでも、営業成績が上がるわけではありません。とにかく成功体験と失敗体験を繰り返し、営業パーソンとしての感性を磨いてください。
「本番でどうしても緊張してしまう」という方は、やはり先輩社員に頼んでロープレを何度も行うのが効果的です。トーク内容を録音したり、ビデオを撮ったりするのも良いでしょう。
スクールに通い、学ぶ
「スクールに通う」という選択肢もあります。
営業スクールに通えば、実践的な営業ノウハウを学べるうえ、プロからフィードバックやアドバイスをもらうことも可能です。インプットだけでなくアウトプットの機会も多いため、営業パーソンとして何段階もレベルアップできるでしょう。
例えば、女性のためのキャリアアップスクール「LIBERTY」では、質の高い集客スキルやセールススキルを身につけることができます。
【LIBERTYの特徴】
- 営業や起業に特化したスクール
- 総額5億円の損失から生まれた実践的カリキュラム
- アウトプットの場を提供
- 失敗が肯定される環境
- 同じ志を持った仲間
- 会社員マインドから起業家マインドへの変換やトップセールスマンに必要なマインドが身につけられる
なお、「LIBERTY」では、以下の3つのコースが用意されています。
- FASTコース(売りたい商品はないけど働き方を変えたい人向け)
- ひとり起業コース(自分で売りたい商品やサービスがある人向け)
- トップセールスマンコース(起業はせずに現在の会社で成績を上げたい人向け)
とにかく営業トーク力を磨きたい方やトップセールスマンマインドを身につけたい方は、ぜひ「トップセールスマンコース」を受講してみてください。
まとめ
「営業トーク力を高めるためのノウハウ」について徹底解説しました。
【売れる営業トークのコツ5選】
- 相手の話すペースに合わせて話すことを心掛ける
- 仕様やスペックではなく、相手にとってどんなメリットがあるかを中心に説明する
- 聞き上手になる
- 情報量を絞り込む
- 重要な情報は何度も繰り返し説明する
ぜひ当記事を参考にしながら、実際にトークスクリプトを作り、実務やロールプレイングで場数を踏んでいってください。また、さらに磨きたい方は、営業スクールなどに通ってみることを強くおすすめします。